前歯と奥歯の咬み合わせの違い | インプラント研究所ブログ:あなたのお口の設計士が描く未来の歯科医療

前歯と奥歯の咬み合わせの違い

歯医者に行かれて、虫歯の治療をされた方は、赤い紙・青い紙を咬まれた事があると思います。

咬合紙と呼ばれるものです。

咬み合わせを調整するのに使用します。

当院では、赤い紙が垂直の高さ、青い紙が横の動きの高さの調整に利用します。

見た目の前歯は、糸切り歯から糸切り歯の計6本
けれど、咬み合わせを考えると、糸切り歯も奥歯に入ります。

前歯の咬み合わせのベストな状態は、咬合紙1.2枚だとズズと抜け、
4枚重ねて抜けないのが理想的な咬み合わせと言えます。

奥歯は1枚で抜けなくて当然です。

普段気づかずに、前歯でものを咬み切り、奥歯で咬み砕き、すりつぶしているわけです。

奥歯が擦り減ったり、無くなると、前歯に負担がかかります。

なかには、上の前歯が飛び出す(フレイアウト・出っ歯)こともあります。

朝の「テレビ朝日」の男性コメンテイターの方も、奥歯の治療が必要なのにと、
ついつい、歯科医師の目線で見てしまいます。

くちもとを素敵に魅せるには、前歯だけでなく、奥歯がとても重要です。

違った目線で、テレビを見るとちょっとした参考になるかもしれませんネ。