インプラント治療の考察 | インプラント研究所ブログ:あなたのお口の設計士が描く未来の歯科医療

インプラント治療の考察

患者様から「週刊朝日」の[インプラント治療の特集記事]読みました?
とご質問を受けました。

さっそく購入し読んでみました。

インプラントによる高額診療の失敗例の特集記事でした。

「第二の永久歯」確かに私もそう思います。
けれど治療手段の一つとして考えなければと、常々患者様にお話ししております。

チタンが骨と結合することを人類が発見してから、飛躍的な進歩を遂げました。

世界中の歯科医師、メイカーがこぞって新たなテクニック、オペ法を考案し、発表しております。

誰もがすぐ、真似ることができるでしょうか?
そこに辿り着くまでに費やした努力や失敗の日々があるのは、想像にかたくありません。

もちろん患者様に喜んで頂く為、我々は日々研鑽を積まなければなりません。

メイカーに踊らさせられている傾向が、最近見受けられます。

例えば某メーカーの4本のインプラントで支えるテクニック。
鍛錬を積んだ歯科医師がオペを行うのと、経験の浅い先生とでは、成功の確率が違うと思われます。

オペのテクニックもさることながら、咬み合わせの与え方が重要なことを、理解しているか。

歯周病の治療を並行して行なったり、メンテナンスのテクニック重要性を教えているか。

インプラント治療で、お隣の歯の歯槽骨が復活したり、反対側の動揺歯がガッチリしたり、
けれど、治療手段の一つの方法として理解し、利用することが重要だと私は考えます。

「インプラントありき」ではないのです。

「ローマは一日にしてならず」

自分への戒めも込めて、日々研鑽をつみ努力してまいります。