インプラントは最先端医療のために、保険検診ができないので、費用の面が気にかかる人が多いと思います。確かに費用の面からインプラント治療をあきら める人もいます。しかし、自分自身の健康や審美的にも重要な、一生使える「第三の歯」が得られることの価値は大きいものです。


  インプラントの費用は歯科医院によって変わりますが、目安としてはインプラント(人工歯根)を1本入れると20万円くらいかかります。その他、アバッ トメント(土台)や人工歯の費用が加算されます。歯が一本もない下顎の場合を考えると、インプラントが5本に、その他の費用を加えると300万円くらいに なります。


  しかし、費用は歯科医院によって差があるのも事実です。比較的多くのインプラント治療を行っている歯科医院では、費用が安くなる傾向があります。これ は、設備費用や利益の関係で生じてくる差です。多くの歯科医院の中で納得のいく所を見つけることが大切になります。


  また、インプラント治療によって生じる費用は「医療控除」の対象になります。医療控除は年間10万円を超えた医療費(最高200万円)を所得から控除 できるものです。所得によっては、3割や4割の費用が還付金として戻ってくる可能性もあります。医療控除により、少しは負担を減らしてインプラント治療を 受けられるようになっています。
  従来の入れ歯と違い、インプラントは一生モノだと言えます。「オッセオインテグレーテッド・インプラント」を初めて受けた患者のほとんどが、30年以上 もの間、治療を受けた当初と変わりない快適な状態を保っています。15年を過ぎても90%以上の人が安定して使用しているというデータが、インプラント治 療の確実さを証明しています。


  また、入れ歯と違って年齢とともに合わなくなると言った心配はありません。歯周病で何本かの歯を失ってインプラント治療を受けた方が、数年してその隣 の歯まで失ってしまった場合でも、新たにインプラントを付け足すことが可能です。「オッセオインテグレーテッド・インプラント」では、普段はしっかりと固 定されていますが、必要な時には人工歯の部分を取り外しできます。そのため、新たに抜けてしまった歯の部分に人工歯根を埋め込んだ後、以前に入れた人工歯 を取り外して、隣の歯とつなげた状態の人工歯を新たに作り、安定させることも可能です。


  年々合わなくなり、作り直す必要が出てくる入れ歯と違い、インプラントはいつまでも使い続けることができるのです。
  歯科治療分野における「インプラント治療」という言葉がよく知られるようになってきました。歯医者さんの看板に「インプラント」と書かれているのを見 たことがあると思います。インプラントとは英語の「implant」のことで、「しっかりと差し込む。しっかりと植え込む」といった意味があります。歯科 用語では「人工歯根」のことを「インプラント」と呼んでいます。


  虫歯や歯周病で歯を失うと、歯の根(歯根)まで無くなってしまいます。現在、一般的に行われている治療法としては「入れ歯」や「ブリッジ」がありま す。残っている歯や歯ぐきを利用して、人工の歯を支えていく方法です。しかし、これらの治療法は噛む力が減ってしまったり、残っている歯に負担をかけたり してしまいます。


  そこで、考えられる治療法として「インプラント」が注目されています。「オッセオインテグレートテッド・インプラント」という治療法が開発され、体に 安全な人工の歯根を埋め込むという画期的な方法が可能となりました。 インプラントの歯根は、体になじむ純チタンを素材に使われており、本物の歯の構造を 作り出します。見た目も自然で、根本から固定されているので、入れ歯のように口の中で動いてしまったり、食べ物を噛み砕くことができないことはありませ ん。また、話がしにくいと言うこともなく、まるで天然の歯があるのと同じように生活できるようになります。


  インプラント治療は、純チタンでできた人工歯根を埋め込んで、それが骨としっかり結合した後に人工の歯を取り付ける最新の歯科治療なのです。この人工 歯根をアゴの骨のどの部分に埋め込むかによって、その長さは違ってきます。現在、主流となっているのが直径が2ミリ~5ミリ、長さが7ミリ~18ミリまで の各段階があります。