2011年6月3日のロイターによると、 UNAIDS(国連合同エイズ計画)は、世界のエイズ感染者総数は2010年末時点で推計3400万人だったと発表した。昨年09年末時点では、3330万人だったので、1年間で70万人増加したことになる。
エイズに感染しないには・・・と色々なところでキャンペーンを行なっているが、減るどころか、エイズ患者は増えているのが問題です。
しかし、エイズはお金のある人にとっては、死の病ではなくなった。先進国の患者の多くが抗レトロウイルス薬による治療を受けており、これでHIVウィルスに感染してもエイズを発症しないのだ。
つまり、HIV感染は、死なない感染症という事になった。
しかし、HIV感染症が治るわけではない。しかし、死なない病気は怖くなくなったのかもしれない。
では、もっといえば、HIV感染者は、治るのか?つまり、感染しても、感染する前に戻れるのか?というと、どうやら戻れる可能性がでてきた。
エイズが1981年に発見されてから、今年で30年が経過したわけだが、米国人患者ティモシー・レイ・ブラウンさんが骨髄移植によってHIVが治癒したというのだ。
彼は、HIV感染と白血病に同時に罹っていた。
普通なら絶望するところです。しかし・・・・
2007年にある治療を受けた。
突然変異した遺伝子「CCR5 delta 32」を持つドナーの幹細胞を使う骨髄移植を受けたのだ。
研究者の間では当時すでに、この遺伝子「CCR5 delta 32」を持つ人はHIV耐性だと分かっていた。
本当にHIVは、治るのか?
骨髄移植は、適合したドナーを見つけるのが大変な事で、しかも「CCR5 delta 32」遺伝子を持っていることとなると非常に難しい。
21世紀の科学はは、HIV感染症に勝てるのか?
話は変わりますが、朝霞市でもインプラントは盛んなのですね。