地方のの歯科衛生士が危機的状況です。
歯科衛生士不足になった理由は、何でしょうか?人気のないマイナーな職業であることもあるでしょう。
あとは、少子化、全学時代である今、現在に大学に入らずに、専門学校に行くという選択をしないと歯科衛生士にはなれないからでしょうか?
しかし、歯科衛生士になれる大学もあるのです。しかし、医科歯科大学などの優秀な大学しかなく、簡単には入れない。
逆に、誰でも入れるのが、多くの歯科衛生士学校です。
大学ではなく、専門学校なので、教授は一人もいない。先輩卒業生がが後輩に教えるというのが現実です。
やはり、高いレベルの教育はできない。安い学費で歯科衛生士を誕生させるために専門学校があるのです。
一般的に、困窮していない家庭に育てば、歯科卒業という学歴よりは、大学卒を選ぶでしょう。
優秀な人間は、高度な教育機関に進んでしまう。
そうして、地方には、優秀な歯科衛生士の存在は、まれであるといわれてしまうようになった。
歯科医院に行くと金髪の女性が歯石を取っている。あの金髪が歯科衛生士である。
都心のオフィス街では見かけない髪型、注意できない歯科医師が気の毒だ!
それも需要と供給のバランスが崩れているからである。
歯科衛生士が、「頭のいい人がなる職業」とはみなされていないために。(実際は違うのだが・・・)
優秀な人が集まらない。総数も少ないために、歯科医院間では、歯科衛生士の取り合いになり、給料は吊り上る。
歯科衛生士が気まぐれや、短気を起こして仕事を辞めても、すぐに次の職場が見つかるので、気の向くままに辞めることができる。
そのうちに、真面目に働くよりは、失業保険をもらって暮らしていた方が良いことに気が付く人も出てくる。
失業保険が切れたら、また半年働いて辞める。(働けるのに働けないふりをするのは保険金詐欺なのだが・・・)
一部の歯科衛生士のせいで、仲間が悪く言われるのはつらいでしょうが、不真面目な人をしり目に、真面目に生きる歯科衛生士もいることをわかってほしい。
経済学者がこう言っていた。
「給料は、本人の能力とは関係なく、需要と供給で決まる。」
本当ですね。
だからといって、自分の子供に「まともに勉強しないで、スキマを狙え!」と教育するのは避けたいものです。