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初めてketoに会った日の事は、今でも覚えてる。
⑤月の中頃の水曜日、午後⑥時。
待ち合わせ場所は、anneの学校の最寄の駅。
ketoも、仕事終わりでの待ち合わせだったから
スーツと制服の待ち合わせは、傍から見たらすっごく目立ってて、異様だったと思う。
[anne?]
と、声かけてきた人は、とても結婚してるような感じに見えない程、若く見えた。
【keto(笑)】
と、それが「初めまして」の挨拶だったかのように。
[行こうか。俺、腹減った(笑)]
【anneもお腹空いたー(笑)】
その駅は、結構大きい駅で
レストラン街も入ってる駅なんだけど
向かった先は、歩いて⑮分くらいの駐車場。
[汚い車ですが、乗っていただけますか?お嬢様(笑)]
【えぇ、もちろん。】
ketoが、鍵をさした車は
家族で乗る為にあるようなワゴン。
[ガッツリのファミリーカーでごめんね。]
【全然!】
明るく言ったけど、心は結構痛かった。
別に、中とか汚くはなかった。
チャイルドシートが乗ってる後部座席
子供が乗ってますのプレート
この車で、日曜日ドライブとか行くんだろうな…って。
何かを感じ取ったketoは
[ちょっと待ってて]
チャイルドシート、プレートを外して片付けてくれた。
【外しちゃっていいの?後で、チャイルドシート設置ってめんどくさいでしょ(笑)】
[anneに、「PAPA」を見せたくない。俺、「PAPA」の前に「男」だからさ。]
【そうだね…】
[今度こそ、ご飯食べに行こう!もう、限界(笑)]
そういって、ketoと車に乗り込んで
ご飯を食べに車を発進させた。
期待させるような事を言われたanneは、チョットだけ機嫌が悪かったのも覚えてる(笑)
微妙な恋心を抱きながら、相変わらずメールのやり取り。
授業前の休憩時間、お昼休み、放課後…。
いつもメールしてた。
帰りの電車に乗ってる時のメールから、ちょっとずつ変わってきた。
[anneの名前は、なんてゆうの?]
【○○だよ。今さら?(笑)】
[名前で呼びたいから。俺は△△。名前で呼んで]
確かにHNじゃメールする時、大変だった(笑)
この時の携帯は、予測変換機能がついてないからね(笑)
* ここでは、anneはそのまま、t-papaは「keto」とします。
【keto って読んでいいの?】
[いいよ、anne。]
とっても、前に進んだ気がしたの。
根拠とかは、全然ないけど(笑)
そして
[今度の水曜日、会えないかな。]
突然のお誘い。
びっくりしたけど、会いたいの気持ちが強かったから
【いいよ。】
メールのやり取りし始めてから
2か月経った頃のこと。
今となって考えたら、好奇心の方が強かったと思う。(笑)