能登半島地震・トヨタの対応をBCP的に読む
地震のあと、
「工場を止めるか、動かすか」で迷った経験、ありませんか?
実はここに、
BCPが“絵に描いた餅”で終わるかどうかの分かれ道があります。
今回の能登半島地震。
トヨタの動きは、BCPの教材としてかなり示唆に富んでいました。
【共感型】
まず「止める」――それ、簡単じゃない
地震直後、
トヨタは北陸・中部を中心に工場・生産ラインを一時停止しました。
被害の全容がまだ見えない段階で、
あえて「念のため止める」。
これ、言うほど簡単じゃないですよね。
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納期はどうする?
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取引先に迷惑がかかるのでは?
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判断が早すぎたと言われないか?
▶ それでも止めた
BCP的に見れば、これは教科書どおり。
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無理に稼働しない
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二次災害・労災を防ぐ
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人命と安全を最優先する
“分かっているけど、できない判断”を即断できた。
ここが最初のポイントです。
【意外性型】効いたのは「地図」ではなく「関係性」
トヨタが強かった理由は、
単なる被災マップではありません。
平時から、
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どの部品が
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どこで
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誰によって作られているか
を、かなり細かく把握していました。
その結果、
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能登・北陸の被災サプライヤーを即座に特定
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代替生産や在庫融通の検討を早期開始
▶ 東日本大震災の“痛い経験”を、
ちゃんとBCPに落とし込んでいた。
「サプライチェーンの見える化」は
システムよりも「人と関係の備蓄」だった、という点が意外です。
【実用型】取引先を「切らない」BCPという選択
今回、特に印象的だったのがここ。
被災した協力会社に対して、
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生産再開までの技術支援
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必要に応じた人の派遣
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無理な納期要求をしない調整
短期の効率よりも、
「一緒に立ち直る」ことを優先しています。
▶ BCPの言葉で言えば、
「自社単独」ではなく
全体を守るBCP。
中小企業や自治体にとっても、
この考え方はそのまま応用できます。
現地任せにしない。本社主導の危機対応
トヨタはすぐに災害対策本部を立ち上げ、
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情報の一本化
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判断の集中化
を実施。
現場判断は尊重する。
でも、全体最適の判断は中央で行う。
▶ 「現場に丸投げしない」→「本社が責任を引き取る」
この役割分担が、かなり明確でした。
復旧」で終わらせないBCP
トヨタのBCPは、
復旧=ゴールではありません。
今回も、
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情報が詰まったポイント
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判断が早すぎた/遅すぎた場面
を検証し、
BCPや調達戦略に必ずフィードバックする前提で動いています。
▶ ここが
「訓練で終わらないBCP」。
BCP的ひと言で言うと
トヨタの能登対応は、
止める勇気
つながりを守るBCP
平時の準備が9割
を、そのまま実行した事例。
「トヨタだからできた」のではない
『判断基準を決めていたからできた』
さて、
あなたの組織では
「止める判断」、
誰が・何を基準に・いつ下しますか?
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