ある私立学校の防災担当先生へのメール | 防災講師高貝正芳の「いのちを守る@プロジェクトJAPAN」

防災講師高貝正芳の「いのちを守る@プロジェクトJAPAN」

 防災講師。宿泊防災訓練「いのちの体験教室®️」を考案・実施「生き抜くぞ!」を合言葉にいのちを守る活動行っている。企業、学校にてテロ、防災セミナーを行う人気のファシリテーター。

明けましておめでとうございます。

 

早速のご連絡ありがとうございます。

 

新年初頭の教職員防災訓練・簡易トイレの設営等

の訓練重要ですね。

 

能登の皆さんも、初動の

トイレ問題で、本当に困っておられましたね。

基本の基本ですが、いざとなると手薄だったことに打ちのめされる、、

被災された多くの方々が、体験談として

おっしゃられることです。

 

物が、必要な分、揃ってないとどうしようもないですよね。

それと、用意する数量が、悩ましいです。

 

能登の介護施設の責任者の方が、インタビューに答えておられました。

「施設の備蓄は、あくまでも入居者様のためのもので、地域から避難してこられた方々には、十分な量をお分けできないんです。」

「でも、何とかやりくりして、少しは食べ物をお分けしているのですが、、」

「あくまでも、入居者様のための備蓄食料なんです。。と、、」

苦しそうに、、

 

この施設は、
民営のもので、行政が運営している施設ではないので、

地域住民の方を受け入れる必要はないのですが、

 

やはり、非常事態の時はそうもいかない、、

でも、限界がありますよね。

 

貴校も地域の方々からすれば、

「避難場所」、お世話してもらえてあたりまえな施設、と、

とらえられてしまう

そんなふうに思う方が多いと思います。

 

そこで発生するトラブル、対応の難しさも

予測されます。

 

この辺の受け入れ体制の準備、

地域の方々にお願いするルールの明確化、

受け入れ場所のレイアウト、などなど

 

決めておかないといけないことが山積みですね。

 

行政との事前のすり合わせも本当に重要ですね。

 

長々と書いてしまいました。

 

首都直下地震、南海トラフ地震、日本海溝北部地震、

いつ、どこで起きてもおかしくない

巨大地震、、

 

防災以外で、ご多忙な毎日かと思いますが、

何卒、ご準備のほどよろしくお願い申し上げます。

 

一般社団法人いのちを守るatプロジェクトJAPAN

代表理事 高貝正芳