キイチゴの抜き苗を植え付ける
ヤフオクやメルカリでキイチゴの苗を購入する時、抜き苗で発送いたします、という場合も多いと思います。
抜き苗で発送とは、栽培下、もしくは自然下で生えている株を掘り出して根の部分を保湿して送られてくる方法です。
掘り出しの際、白い根は取れてしまう場合が多いのか、根の基部だけの状態で送られてくる事がほとんどです。
自分で採集した時も、掘り出しの際にそうなってしまうことも多いです。
この状態から発根させて株を安定させるのが、存外に難しく、この3か月間のあいだに結構苗を枯らしてしまいました。
僕がキイチゴ栽培を始めたのが、これから暑くなる6月以降だった為かもしれないし、単に下手だったに尽きるだけかも分かりません。
涼しくなってきたこの頃、もう一度抜き苗を購入し、検証したいと思います。
9月6日
メルカリでクサイチゴを購入。
抜き苗状態で送られてきました。
4株入っていますが、小さなポットに入って保湿されています。
メネデール希釈液に一晩浸けます。
植え付け時。
ポットから取り出すと、毛根部は付着していません。
夏の間は、ここから苗を安定させ、成長させるのに大変苦労しました。
園芸培養土では水はけが悪いのか、ほとんど上手くいきませんでした。
エゾイチゴの挿し木で、鹿沼土、赤玉土を用いた場合で
良好な結果を得そうなので、今回はそれに従いました。
前回、成功率が半分以下だったヒメバライチゴも試してみる事にしました。
遮光下の風通しの良い所に置いて、毎日灌水します。
夏の時期に行なった、大型株の抜き苗の定植は、全然うまくいきませんでした。
エゾイチゴ①です。
ホウロクイチゴ②、モミジイチゴ自家採集株、エゾイチゴ②の一部です。
挿し木もそうなんでしょうが、植え付けのテクニック以上に、外気温や風通しなどが重要なんだと思います。
栽培書や、ネットで記載されている通り、時期を選び、手技の基本を守って行なうのが、今更ですが成功の近道なんだと実感しています。
ここまで考えが至るまでに、多くのキイチゴを枯らしてしまった事は、キイチゴや送っていただいた方々に申し訳なく思います。