採集地 宮城県仙台市
採集キイチゴ モミジイチゴ
今まで購入してばかりのキイチゴでしたが、「キイチゴの世界」によると、自分の暮らしている地域でも様々なキイチゴが自生しているとの事。
いつか山にでも採りに行ってみようと思ってました。
犬の散歩ルート
元々、昭和末期に山をを切り拓いて出来た住宅団地なので自然が所々残っています。
ある日、犬の散歩中に犬が道横の林の中で何か動物でも見つけたのか林に入りたがってる様子。
変なものでも食べられても困るので引っ張り戻そうとしていると、ふと目に付いた白い茎。
まじまじみるとニガイチゴでした。
あわてて周りを見渡すと、ニガイチゴが沢山生えており、所々にモミジイチゴが生えてます。
散歩を延長し、林の外周をぐるりと回ってみると、ほぼ林縁にわたり、ニガイチゴ9割、モミジイチゴ1割の群生が認められました。
今回キイチゴ発見の功労犬
もうこのルート、10年近く散歩に利用してますが、始めてキイチゴを認識しました。
やはり、興味が無ければ、いくら目にしても認知する事は無いんだなと妙に得心しました。
モミジイチゴ
ニガイチゴ
見つけたからには採らなければいけません。
そういう訳では無いのですが、是非とも採ってみたい、早速次の日の早朝に採りに行きました。
なるべく状態の良い、樹形の良いものを、根をしっかり確保して枯れを防いでと、この3点に気をつけて候補の株を見つけ出します。
候補の株に当たりを付け掘り出しに掛かりますが、土が脆く掘り出すと土がボロボロと落ちてしまいました。
すると、毎度お馴染みの抜き苗が現れました。
主根と白い根の結合が弱いのか、落ちた土にみんな持っていかれてしまったようです。
以前、ヤフオクやメルカリで抜き苗にも根をもっと付けてくれれば良いのにと思った事がありましたが、こういう理由なんだと納得しました。
大きな株に少ない根っこ、ホウロクイチゴ①や、エゾイチゴと同条件、嫌な予感がしますが、でも鮮度が違うよと自分を納得させ急いで家に戻り、用意していた鉢に植え付けます。
結果、不安が的中し、モミジイチゴはほとんど葉が落ち、ニガイチゴも半分くらい葉が落ちてますが、茎はまだ生きてますので諦めずに養生を続けます。
結論として、大きな株は採らない、掘り出しには細心の注意を払い根を保全する、という教訓を得ました。