以前、当ブログでご紹介したJR東日本のおトクなきっぷ
「土日きっぷ」の3月限りでの廃止が発表されました。
この「土日きっぷ」は、その安さはもちろん土日の2日間
フリーエリア内なら、どれだけ乗っても18000円(大人)という、
シンプルでわかりやすいきっぷだったのも、ヒットした大きな要因でしょう。
4月からは土日きっぷとほぼ同じフリーエリアで、運賃のみフリー
(新幹線や特急に乗る時は、料金を追加)の、「ウィークエンドパス」が
発売(大人8500円)されるとのこと。
この新きっぷを使って、東京から仙台を
新幹線指定席で1往復する場合、18120円。
これは土日きっぷとほぼ変わらない値段ですが、
山形方面に行く場合は土日きっぷより割高になってしまいますし、
もちろん私・放浪鴎のように、新幹線や特急を乗りまわしていれば、
その分だけ料金がかかってしまいます。
JR東日本いわく、「普通列車のみを利用するゆったりとした旅行など、
より幅広くご利用いただけるようにするため」らしいですが、
ちょっとこれは、とってつけたような理由ですね。
だいたい、「普通列車のみを利用する」のであれば、
もっと安くて日本全国乗り放題の「青春18きっぷ」があります。
今回のJR東日本のフリーきっぷの見直しでは、このほかにも
新幹線回数券の設定区間の大幅削減や、土日きっぷ以外の
一部フリーきっぷの廃止などもあります。
また、今回のリリースでは触れられていませんが、
このブログでご紹介したもうひとつのオトクなきっぷ
「三連休パス」についても事実上廃止となるのは間違いないと見ています。
今回のフリーきっぷ見直しの真意は解りませんが、私見としては・・・
①高速1000円による減収に耐えられなくなった
②出張族に割安なきっぷを使われてはたまらない
③鉄ヲタに好き放題乗りまわされるのはイヤだ
・・・こんなところでしょうか。