
いくぶん秋を感じるようになった中山競馬場で行われた秋のG1開幕戦・第59回スプリンターズSは、11番人気のウインカーネリアンが道中2番手から逃げ切りを図る7番人気のジューンブレアをゴール手前で捕らえ、09年にG12勝したカンパニー以来16年ぶりの“8歳馬G1制覇”を成し遂げた。
2着にジューンブレア、3着に2番人気のナムラクレアが入り、“スプリント春秋連覇”を狙った1番人気のサトノレーヴは4着に敗れた。

ウインカーネリアン騎乗の三浦皇成騎手は127戦目の中央G1挑戦で悲願のG1初制覇で、管理する鹿戸雄一調教師は自身が管理していたスクリーンヒーロー産駒初のG1制覇となった。

“武豊の再来”から18年、G1挑戦127戦目でついに夢が叶った。
デビューした08年に当時記録していた武豊騎手の69勝を上回る91勝を挙げ、新人騎手の最多勝記録を更新。
その年の函館2歳Sをフィフスペトルで勝つなど衝撃デビューを果たし、“武豊の再来”と話題になった三浦皇成騎手。
11年には番組共演がきっかけで付き合ったタレントのほしのあきさんと結婚して順風満帆な日々を送ったが、16年に落馬負傷して1年の休養を余儀なくされた。
その後復帰した後はコンスタントな活躍を見せるが、どうしても手に届かないものがあった。
それはG1というビッグタイトルだった・・・。
デビュー年の08年スプリンターズS(プレミアムボックス:14着)に騎乗してから述べ126回G1に騎乗。
14年に地方G1を制したことがあるが、中央でのG1は14年の安田記念でグランプリボスに騎乗してジャスタウェイにあとわずかという惜しい2着があったなどなかなかG1のタイトルを掴めなかった。
そんな時に出会ったのがウインカーネリアン。
2戦目の未勝利戦を勝ち、その後は(三浦騎手含め)いろんな騎手と組んでいたが、22年5月の新潟のレース(谷川岳S)から成績が安定していた三浦騎手とのコンビが定着された。
21年春に“蹄葉炎”というアクシデントがあって約1年休養することになったウインカーネリアンは復帰した22年8月、復帰4戦目の関屋記念で重賞初制覇を果たした。
翌年には東京新聞杯にも勝ったが、その後はなかなか勝ちきれないレースが続いた。
8歳になった今年、ドバイのG1・アルクオーツスプリントで惜しい2着と三浦騎手は悔し涙を流した。

これが三浦騎手にとって大きな糧になり、帰国初戦は5着に敗れるも今回「枠関係なくこの馬自身のレースをしよう」と力強く挑んだスプリンターズSで見事勝利した。


人馬とも苦難を乗り越えてのG1初制覇にスタンドからは“コーセイ”コールが。

初めてG1勝利のお立ち台に立った三浦皇成騎手。
127戦目での悲願達成に「長かったです」と嬉しさを噛みしめながらようやく勝てたことに笑顔を見せた。


“憧れ”の武豊騎手とのマッチレースを演じた時は「“頼む!カーネリアン頼む!”という思いで追ってました」とドバイでの悔しい思いを再び味わいたくないと必死になり、「8歳とチャンスも少なくなってきてるのでなんとしても勝ちたかった」と三浦騎手の熱い想いがウインカーネリアンにも届いた。


G1騎乗がこれで127戦目、ここまでの道のりについて三浦騎手は「勝てないんじゃないかと焦ってた時期もあったが、ここまで120何回も乗させていただいて、ファンの応援もあって諦めずにやってきた中で(G1制覇を)叶うことができて良かったと思います。(この瞬間が)競馬人生の中で一番幸せです」と言ってファンの熱い声援に感動した。

決して諦めない“不屈の闘志”でようやく掴んだビッグタイトルに、中山競馬場は感動の渦を巻いた。
秋のG1開幕戦がこんな劇的な幕切れになるとは誰が予想したか・・・?


まずはウインカーネリアンと三浦皇成騎手、G1初制覇おめでとうございます!
関屋記念の時は“本命”にしてお世話になったけど、それ以降の成績は好走したり凡走したりとちょっと波が激しくてなかなか手につけることができなかった。
ただ気がついたらカーネリアンってスプリント戦は5戦全て掲示板外したことがないんだよね・・・。
それはもはや“後の祭り”!
で、もっとすごいのは今月12日から始まる日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」に豊さんが出演するということがXに投稿されていたが、
ピンク帽にウインの勝負服は完全なる“サイン”だったか!?
しかもプレゼンターがそのドラマに出る佐藤浩市さんと松本若菜さんだったので、ホントに完全に“ザ・ロイヤルファミリー”馬券になっちゃった。
第1話には丸田恭介・菅原隆一・今村聖奈の3騎手も出演するということで、こうなったら三浦騎手にもドラマ出演を!
2着のジューンブレアはスタート決めてスッと前に出て自分の競馬ができた。
宝塚記念のメイショウタバルでもそうだったが、ペースをうまく刻んだのはさすが豊さんですね。
秋のG1も豊さんがいないとやっぱり盛り上がらないので、次の秋華賞のエリカエクスプレスもジューンブレアとタイプ似てるので楽しみ。
3着にナムラクレアが入り、これで3年連続3着に。
高松宮記念は3年連続2着と有馬記念3年連続3着のナイスネイチャよりすごい記録を作ったが、なんでなかなかG1勝てないんだろう・・・?
いいレースはしてくれるけど、世界陸上の村竹ラシッド選手が言ってた「何が足りなかったんだろう・・・?」ってナムラクレア自身が言ってそう。😅
本命にしてたトウシンマカオは比較的前目の競馬したが、最後は伸び欠いて10着に。
今回上がり最速のナムラクレアで32.7秒だったが、前にいた2頭も33秒とこれでは後続馬手も足も出ないし、トウシンマカオも完全につぶれてしまった。
年齢も年齢でズブさがあったと思うので、こればかりは仕方ないです。
今週はG1はないが、フランスで凱旋門賞が行われます。
日本からはクロワデュノール・ビザンチンドリーム・アロヒアリイの3頭が参戦するということで、頑張ってもらいたいね。

現地のロンシャン競馬場にゆっかー(菅井友香)が行くということで、もしかしたら夜にある「Mr.サンデー×すぽると合体SP」で現地の様子を伝える可能性もあるかもしれないです。
そうなるとフジTの競馬番組観てるゆっかーファンにとっては嬉しいことですがね。
出るかどうかは分からないが、ぜひとも出てほしいですね。