少年
著・ビートたけし
これを買ったのはいつだろうか。小学校の読書感想文のためだったか、それとも中学の頃だったか。
いつなのかという記憶はなかったが、机の奥に眠っていることはしっかり覚えていた。
当時、自分は活字が嫌いで嫌いで、だからと言って腕白少年でもなく、そんな自分が嫌いだった。
勉強も人並み、スポーツは出来ない。
そんな自分がこうも変われて、今は次々に興味が広がる。
チャンスというのはその土俵に上がらなければ、それさえもない。
実家に帰ってきては感傷的になる。それは今までの自分を育んできてくれたこの土地への感謝の表れなのかもしれない。
自分は変わってしまった。あの頃の自分は今の俺を見て、果たして笑ってくれるだろうか。
そんな想いを胸にまた戦いの舞台へ今夜戻る。
この大きな空を見るのは冬までお預けかな。それまでは狭い空の下で戦うしかない。
少年の心に、漸くなれた気がした二十歳まであと一週間の午前十時半。
これを買ったのはいつだろうか。小学校の読書感想文のためだったか、それとも中学の頃だったか。
いつなのかという記憶はなかったが、机の奥に眠っていることはしっかり覚えていた。
当時、自分は活字が嫌いで嫌いで、だからと言って腕白少年でもなく、そんな自分が嫌いだった。
勉強も人並み、スポーツは出来ない。
そんな自分がこうも変われて、今は次々に興味が広がる。
チャンスというのはその土俵に上がらなければ、それさえもない。
実家に帰ってきては感傷的になる。それは今までの自分を育んできてくれたこの土地への感謝の表れなのかもしれない。
自分は変わってしまった。あの頃の自分は今の俺を見て、果たして笑ってくれるだろうか。
そんな想いを胸にまた戦いの舞台へ今夜戻る。
この大きな空を見るのは冬までお預けかな。それまでは狭い空の下で戦うしかない。
少年の心に、漸くなれた気がした二十歳まであと一週間の午前十時半。