人と人 | 私と音楽と人生と。

人と人

今日の目覚め際、夢をみた。

昔僕が入部してやめてしまったジャズサークルで、ベースを弾いていた男の子に

「うちのバンドでベースを弾いてくれ」

と頼み

「お前のお願いなんて聞けるか」

と罵倒されながらも必死に頼む夢。

罵倒されるときに言われた言葉は忘れてしまったが、すごく胸に響いていたのは覚えている。


サークルを辞めた時、あまり良い辞め方ではなかったので、

そのベースの男の子もきっと良い風には思っていないだろう。

しかしその男の子がどういう気持ちでいるのかはっきりとは知らない。

もしかしたら何も思っていないかもしれないし、

辞めてくれてありがとうと思っているかもしれない。

それはこちらには判断しえないこと。

しかし人間はそんな「見えない」ことに

ウジウジ悩んでしまうのだと今日の夢をみて改めて思った。


人と人が向き合うとき

「見えない」ことと向き合うのは当たり前だ。

欧米人のようにすべてをさらけ出す人種であれば良いなと思う。

しかし我々は日本人。

耐えて耐えて耐える人種なのだ。

だから相手が自分に対し不満に思ったことを読み取り、

相手に何も言われていないのに、その「不満」に対応していかなければならない。

そういうことがごくたまに面倒になることがある。

しかし、ここで生きている以上、そういうことに対応していかなければならないのだ。

それが社会で生きていくということなのだろう。