中共の国際法違反「海警法」を非難抗議しない日本政府の不可思議。 | 「ぶわっ」

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  オオカミ、ハイエナ、熊、毒蛇などがうじゃうじゃいる塀の中に小さい角も生えていないヤギが一頭放り込まれたらたちまち食われてしまいます。
  このヤギが日本です。
  何しろ日本国憲法というものには、世界の他の国を信頼して日本の平和を護ります、だから武器も軍隊も持ちません、紛争解決の手段として他国と戦争をしません、と明記されております。
  これでどのように他国の軍事侵略や攻撃から国家を守れるのですか?
  現代稀に見るバカな国家国民が日本と日本人です。
  
  それでもなんとか侵略を免れているのは日米安保の存在と悪辣な侵略国家の中共がまだ弱体だったからです。しかし状況は変わりました。中共は南シナ海、尖閣諸島はじめとして世界への軍事侵略や経済侵略、チベットからはじめて香港やウイグルの人権犯罪であるジェノサイドを公然と行いしかも「ジェノサイドはない」と嘯いています。
  
  じわじわとサラミスライス戦略、キャベツ皮戦略で中共は周辺諸国を侵略し続けています。いま一番の問題は中共の海警法です。
  中共は海警船に武器使用を認めた国内法の海警法を公表し交際法違反の侵略を公言しています。
  日本はどうすればいいのでしょうか?
  この海警法に日本政府はどう反応したでしょうか?懸念と関心を表明した、だけです。懸念と関心???????????????
  懸念や関心ではなく海警法が国際法違反だとはっきり言うべきだ

  フィリピンでさえというのはフィリピンに失礼ですがフィリピンは「海警法は戦争を仕掛ける脅迫だ」と中共を批判した。当然のことながらこの中共の国内法に抵抗しなければフィリピンが中共に海警法に服従することになるというまっとうな危機感を抱いたからだ。
  
  中共海警法は、国際的な既存の海洋法秩序をすべて無視しており。中共周辺のきわめて広い海域を一括して「中共の管轄海域」と強引に決めつけている。その規定の上で、その広大な海域の全域をあたかも中共領海かそれに準ずるような幅広い権利の行使を中共に認めるものとなっている。つまりこれから海洋で侵略強盗をするが中共の法律によってそれは正当な権利だと主張したのだ。こういう強盗の論理をあたかも何の効果もない国内法によって世界へ公言公表しているのだ。これを世界各国が反応しなければ世界はこれを認めたというのが中共のずる賢い狡猾さなのである。
 
  日本が沈黙していれば中共は次は海警法に基づいてアクションを起こすだろう。
  
  では海警法を日本が黙認していればどんなことが起きるのか。

 中共海警法は、「わが国の管轄海域」において、臨検、「建築物、構造物」の強制撤去、「武器使用を含むあらゆる必要な措置」の行使など、強制措置をとる幅広い権限を定めている。

 冗談じゃない、こんな法律が認められるか、即刻撤廃しろと公式に中共へ抗議するのが常識的な感覚だ。では日本政府はそうしたのでしょうか?
   
  日本政府は、「深刻な懸念」とこの海警法を批評し、「同法が国際法に違反する形で運用されることはあってはならない」と表明しただけだ。
  つまり海警法自体が国際法違反であるという一番大事な海警法の国際法違反、無効の指摘と法への非難を行っていない。 まったく腰抜けの物言いである。
   日本政府は、海警法自体が国際法違反であることを厳しく批判し、その撤回を求める外交的対応を行うべきである。
   
   日本共産党がめずらしくまともなことを言って海警法を糾弾している。菅総理も外務大臣も外務省官僚もここは日本共産党に見習ってほしい。
   
   国際法に違反した中国海警法施行に抗議し、撤回を求める 日本共産党
   https://www.jcp.or.jp/web_policy/2021/02/post-861.html

 

 


   ●結論●
    
日本は絶対的平和主義を捨てよう
 ここで大事なことは日本政府も日本人も「絶対的平和主義」を捨てることだ。平和は机上の空論であり現実は非平和主義で充満している。
 アメリカを銃社会だと批判することは容易いがアメリカの現実は平和主義立てば自分がいつでも被害者になるということを示している。
 非平和主義になれということではない。現実に目覚め「相対的平和主義」になろうということだ。相対的平和主義とはいつでも武力侵略には武力で応戦し場合によれば戦争で対応するということだ。これが世界標準だということに目覚めましょうということだ。
 
「日本の平和主義を払拭することが必要である。戦争を体験した人たちがいなくなり、徐々に日本も変化しているが、日本一国平和主義ではなく、中国から戦争を仕掛けられることを想定した戦争準備をしての平和を守る思想を構築することである。日本の平和主義を払拭することが必要である。戦争を体験した人たちがいなくなり、徐々に日本も変化しているが、日本一国平和主義ではなく、中国から戦争を仕掛けられることを想定した戦争準備をしての平和を守る思想を構築することである。」
https://www.mag2.com/p/news/215930/3

↑↓のブログは2016年に書かれている。あれから7年間。中共の侵略が止まったことはないのだ。