韓国で大規模な医者のストライキ。三日間の医療放棄で大混乱。 | 「ぶわっ」

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 これが朝鮮人の性格らしい。
 韓国では全国の医師団体が今日8月26日から3日間の大規模なストライキに突入した。
 医師のストライキだから病院での職場放棄、つまり医療行為、診療をやらないということだ。韓国でももちろん武漢肺炎コロナウイルスが蔓延している。直近の2週間だけでも武漢肺炎コロナウイルス感染者は3500人を超えている。こんな中での医師のストライキだけに深刻な医療危機事態だと言える。
 ストライキを始めたのは韓国の医師団体「大韓医師協会」の医師で全国およそ2000の医療機関が休診している。このほか、賛同する病院勤務の医師もストライキに参加しており病院によっては手術が延期されるなど現場はパニック状態である。
 なぜ医師がストライキをやっているのか?

 その理由だが政府の医師定員増加計画に反対しての行動だという。
 韓国マスコミの報道によれば韓国政府は7月に医大の定員を今後10年間で4千人増やすことを発表したのだがストライキに入った医師団体は「医師は足りている」と主張して撤回を求めてストライキをしているらしい。
  いってみれば患者の命を人質にとって医者が政府へ抗議していることになる。
  医者に医療現場に戻って欲しければ政府は医者の数を増やすなというわけだ。
 かつて朴槿恵(パク・クネ)政権時代にも医師団体は政府の「遠隔医療推進方針」などに反対し「集団休診」を行ったことがある。このときは政府が同調した医師には罰則を科すと急遽強い圧力をかけたことで小規模な反乱で収まっている。

 だが今回は医師労組はかなり強硬で今後は上級労働団体らと連帯したゼネストも辞さない構えだという。政府は病院へ警察を投入したがストライキは終息する気配がみえない。
 韓国で医者が余っているのかどうかは知らないが患者の命を救うのが仕事であるはずの医者の診療放棄。ストライキは労働者の権利かもしれないが医者の倫理として如何なものか?世界的な武漢肺炎コロナウイルス蔓延のなかで韓国ではあきれた医療空白事態が生まれている。ムン・ジェイン政権の無能さもここに極まれりというべきか。
   


●韓国政府、スト突入の医師に職場復帰命令
ワールド2020年8月26日 / 12:27 / 7時間前更新
[ソウル 26日 ロイター] - 韓国政府は26日、この日から3日間のストライキに突入したソウル地域の医師に対し、職場復帰を命じた。


ストは今後10年間で医学部生を4000人増員する政府の計画に反対することなどが目的。政府は新型コロナウイルスの流行のような公衆衛生上の危機に備えるためだとしているが、医師団体は、医師の数は足りており、地方の医師不足を解消するには、政府予算を研修医の給与引き上げに充てたほうが良いと主張している。

医師団体は今週、新型コロナ患者の治療を続けることで政府と合意したが、その他の様々な問題については合意が成立していない。

朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉相は会見で「市民の生命を危険にさらさないよう、業務開始命令など、必要な法的措置を取らざるを得ない」と表明。「すべての研修医と医師に対し、直ちに職場復帰を求める」と述べた。

大韓医師協会は、政府側と様々な選択肢について協議する用意があると表明。「われわれは心から職場復帰を望んでいる。できる限り早く患者を治療できるよう、市民に医師の声を聞いてもらいたい」との声明を発表した。
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-southkorea-idJPKBN25M08T



●韓国、コロナ禍の中「研修医がストライキ」開始…医科大学の増員に反発
8/7(金) 8:24配信
医大増員に反発、研修医集団休診開始…午前7時から24時間強行(提供:news1)
政府が医科大学の定員を2022年から毎年400人ずつ10年間増やすことを明らかにした中、これに反発する医師たちが集団休診に突入した。
 インターンとレジデントの約1万6000人が属している大韓専攻医協議会は、7日午前7時から24時間の集団休診に突入した。

 インターン・レジデントなど専攻医(研修医)は集団休診に突入し、ソウルとキョンギ(京畿)、インチョン(仁川)の主要な大学病院とチェジュ(済州)島医師会館、カンウォン(江原)道庁前などで公共医大設立に反対する趣旨の野外集会と献血リレーなどの団体行動に出る。
 前日、保健福祉部とソウルのシェラトン・ソウル・パレスホテルで非公開の懇談会を行って対話をし、ストを回避するよう要請した。大韓専攻医協議会は合意点を見いだせなかったとしてストを強行した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a9c4cdb1a83b09dc2d4d28a0a489996d533249f
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●大韓医師協会「14日に全国の医師総スト…医大の定員拡大撤回などを要求」=韓国

https://www.wowkorea.jp/news/korea/2020/0801/10266433.html

 

 

★追加情報★

●医大生の選抜に市民団体がなぜ関与するのか

 韓国政府が設立を推進している公共保健医療大学(公共医大)の学生選抜に市民団体などが関与することが分かり、波紋が広がっている。
 「いったいなぜ医師を市民団体が推薦して選ぶのか」「市民団体の弟子たちのための新陰叙制度(高麗時代に高官の子弟が無試験で官吏になれた制度)を立ち上げようとするもの」「公共医大は結局(チョ・グク元法務長官の娘)チョ・ミンの養成所か」「市・道知事の子息や親戚などが推薦を受けられる特恵を与えるのか」などの批判が相次いだ。
 学生選抜における「市民団体関係者が推薦委員会に関与する」との文言が問題になった。

「市長・道知事の推薦も理解し難いが、市民団体がなぜ突然出てくるのか」「世の中に中立的な市民団体がどこにあるのか」など批判的な書き込みが相次いだ。「チョ・ミン(チョ・グク元法務長官の娘)のように医師にするため公式の支援を行うものだ」などの批判も多かった。国民の党の安哲秀(アン・チョルス)代表はこの日、自らのフェイスブックに「第2、第3のチョ・グクの子息たちが幅を利かせる世の中をつくり、反則と特権が支配する既得権社会をつくろうとしているのか」と批判した。
 https://news.yahoo.co.jp/articles/9355e12ed9cbb09152239c6a1586b255aae3a3db?page=2
 朝鮮日報日本語版