わさびをあてに飲む女 | つみれ鍋

つみれ鍋

というより、闇鍋のようなブログ

新年会シーズン真っ只中。

昨晩も、スポーツクラブのメンバーさんを引き連れ、とあるお店で宴会でした。


実は私、ワサビが大好物。

私がお刺身を好んで食べるのは、魚が食べたいからじゃなく、ワサビが食べたいが為‥‥と言っても過言ではないのです。


でも、そんな人間が結構多いのでしょうかね?

大阪のある所に、ワサビ専門の居酒屋が出来たんです。

それが、テレビで取り上げられてからというものなかなか予約が取れなかったんですが、今回やっと念願叶ってお邪魔する運びとなりました。



食事が始まると、前菜とともに、太いワサビの茎とおろし金がセットでやって来ました。

それともう一つ、木製のすりおろし器も‥‥


どうやら、おろし器の違いによって、どれくらい辛さが変わるか試してみろ!という事らしい。


確かに、すりおろしてみると、見た目にも違いが現れました。


金のおろし器ですったワサビは、少し固めでパサパサした感じ。

木のおろし器ですったワサビは、柔らかめで水気が多い感じ。


サービスで、店の大将がすってくれたワサビは、ほとんど水気がない感じでした。


舐めてみると、大将がおろしたワサビがダントツで辛く驚きました。


同じワサビなのに、こんなに辛味が変わってくるとは!

驚きと感動で、ひたすらワサビを舐める私‥‥

箸で雀の涙程取っては口に運んで、しっかり味わいながらお酒を流し込みます。

至福の瞬間です。


そんな私に大将も熱くなり、ワサビの正しいすり方を語って下さいました。


とにかく力を入れずに、スッと切る様にすりおろす事。

わさびには、2種類の細胞が含まれていて、その細胞を上手く混ざるようにすりおろす事が辛くするポイントなのだそう。

そして、なるべく10分以内に食べる事。


簡単な様で、なかなか奥が深いなぁと思いました。



それにしても、こういう場になると、必ずと言っていい程空気が読めない人が居るもんですよねぇ。


ちょびちょびワサビを舐めてる私の前で、ずっと首をかしげてる人が居ます。

どうやら、どのワサビを舐めても辛くないし、味の違いも分からないのだそうです。

終いには、普段食べてるチューブのワサビの方が良い(´・_・`)とか言いだしました。


確かに、チューブのワサビって辛いよね。

でも、だからと言って、今ここで言うような事かい?

だいたい、辛きゃ良いってもんじゃないし、何となく旨みが違う事くらいは分かるっしょ。

せっかくこんな店に来てるのにさ~。


もっとじっくり味わってみ!

そう言って何度も舐めさせましたが、その度に



「チューブのワサビの方が辛い(´・_・`)?」


それしか言わないむかっ


あんまり失礼なもんで、思わず言ってしまいました




「この、舌バカがーぁ(*`o∩o怒)」

もちろん冗談よ


すると、すかさず横から




「でも、ワサビだけをあてに酒飲んでる女の方が怖いで‥‥」

これは冗談じゃない気がする

なんて突っ込みが入りましたけども。



そうね‥‥

そのうち、塩舐めながら酒飲むんじゃないかって心配されてる女ですから。