京都鉄道博物館で展示されていた電源車・カニ24型12号車が、老朽化のための展示終了に伴い車内公開されると聞き、見学してきました。

カニ24形12号車。(特記以外2023.6.24撮影、京都鉄道博物館にて)

 


この車両は大阪と札幌を結んでいた寝台特急トワイライトエクスプレスに連結され、ディーゼルエンジンで発電した電気を他の客車に供給していました。

 

EF81形電気機関車114号機を先頭に、大阪駅の発車を待つ寝台特急トワイライトエクスプレス・札幌行き(2014.4.27撮影、大阪駅)

 

 

札幌行きでは、EF81形電気機関車114号機の次位にカニ24形が連結されていました。写真はカニ24形14号機(2014.4.27撮影、大阪駅)

 

 

今回、カニ24形12号車の車内見学をしたのは6/24(土)で、車両展示ゾーンに単独で留置されていました。

 

「アソビュー」で確保できた電子チケットを、集合時間の5分前にスタッフへ提示し、記念のクリアファイルをいただきました。

 

スタッフの方によるストップウォッチの計測で、車内見学開始です!

見学時間は4分間、貸切で車内を歩きます。

 

荷物車部分から車内に入ります。奥の扉が、車体がゆがんだことにより開かなくなったそうです。機器の自重がありますので、長時間留置していると少しずつゆがんでくるのですね。

 

電源車内部に潜入します。発電機関係の機器が所狭しと並んでいます。

 

通路の窓側にはメーターが設置されていました。一番右側の圧力計は、ブレーキの状況を示すものでしょうか。

 

最後尾の乗務員室にやってきました。天井に扇風機があるほかは、スイッチの数も少なく思ったよりシンプルでした。

 

最後尾の窓から後方を眺めます。この写真だけだと舞台からの眺めと変わりませんが、ここからの絶景は見てみたいものです。

 

乗務員室窓から側面を眺めます。インパクトのある大きさの「JR」が目を引きます。

 

残り1分間になり、出口を目指して急いで戻ります。

 

荷物室部分に戻ってきました。

 

妻面に貼られた車両番号プレート。

 

製造プレート。

 

「新日本海編成」と表示されていますが、これが「トワイライトエクスプレス」を指すようです。

・・・と車内をくまなく眺めていたら、あっという間に4分間が経過して見学時間は終了しました。

 

続いて、車両の外側から。

 

側面の車号表示。

 

車両の端部。

 

銀色に塗られた屋根。ディーゼルエンジンから出た熱を屋根から逃がしていました。

 

妻面の標記類。

 

展示終了はとても残念ですが、当面の間は屋外で展示されるそうですので、もう一度見に行きたい方は出かけてみてはいかがでしょうか?