芋「…!!」
あまりの告白に
酔いが一気にさめたような錯覚に陥った…
田中「…」
芋「…え…不倫って…」
田中「…彼女、結婚してるんだよね…」
芋「…!!」
疑惑は、疑惑では、なくなった…
頭の中のピースがつながる…
田中さんの彼女は、既婚者…
田中「俺も分かってて…付き合ってるんだけど…たまに切なくなるんだよね…」
いつも仕事をしているしっかりした田中さんじゃない田中さんの顔…
芋「…たしか四年とか付き合ってるとか…」
田中「うん…それぐらいかな?…なんかしゃべりすぎちゃったな…ww」
あんまり、根掘り葉掘り聞くのは、失礼かもしれないけど…!
気になるよ…
なんか、いきなりすぎて…なんて聞いていいのかわからない…酔ってるし…
頭がまわらない…
田中「まあ…ちょっとした愚痴だね…ごめんね…
芋ちゃんが話しやすいから、はなしすぎちゃった…」
田中さんが、こっちにむいて、ニコリと笑う…
田中「今の話は、忘れてw」
もっと聞きたい…田中さんのこと知りたいのに…
芋「…」
田中「…ん?どうしたの?」
芋「田中さんの彼女さんは…ずるいですね…」
田中「…んー…そうかな…?まあ…そうかもね…
…でも、そうさせてるのは、俺だから、いいんだよ」
結婚もしているのに、田中さんにまで好かれているなんて、ズルい…
田中「まあ…いろいろあるんだよ…
あー…でも、芋ちゃんと飲めて楽しかったー!
付き合ってくれてありがとうね!
こんなおそくまで…ごめんwww
そろそろ、帰ろうか…タクシーで、ちゃんと家までおくるからね…!
心配しなくていいからね!」
芋「…はい………」
頭の整理がつかなかった…
田中さんは、もう会社での顔のように戻っていた…
お店をでて…
時間は、夜中の2時をすぎていた…
二人で、タクシーにのりこむ…
~タクシーの車の中~
なんか、すっかり酔いもさめた気がしなくもなかったんだけど…
やっぱり…酔ってるな…
頭がふわふわする…いや…グラグラする…
田中「とりあえず、●●●(芋の家の最寄り駅)まで、お願いしますー」
芋「でも…田中さんの家と、ちょっと方向違いますよね…?
遠くなっちゃいません?
先に田中さんのおうちに行ってもらって、後は、自分で頼みますよー?」
田中「大丈夫だよー…まずは、芋さんを家に無事に送らないと…」
芋「えーでも…いつも送ってもらってるし…悪いです…今日は、大丈夫ですよ!
田中さんのおうちの方が近いので、先にそっちに行ってもらっていいですか?
●●(田中さんの家の最寄り駅)に行って下さい!!」
タクシーの運転手さんに、ゴリ押しをする私…
運転者さん「早く決めてくださいよー!道がわかれちゃうんでー
もう、●●(田中さんの家の最寄り駅)にいきますよー!」
田中さんの家の最寄り駅の方に向かって走り出すタクシー
田中「あー…もう…いいのに…(苦笑)」
芋「だって…田中さんのおうち、ここからだと近いので…」
本当は、もっと一緒にいたかったけど…
さすがに、家と方向が違うのに、送ってもらうのは悪い気がした…
あと、ちょっと気持ち悪くなってきたので…早く一人になりたかった…←飲みすぎ&考えすぎ
(私、気持ち悪いのとか、弱ったところを人に見せるのが、苦手なんですよね…)
田中さんは、もう、あんまり酔ってないみたい…
ほんと…お酒つよいな…
私は…ちょっと飲みすぎたな…15杯ぐらいのんだもんな…(←調子にのりすぎですね…)
ちょっと…あたまいたい…
車内で、いきなり、ずっと黙りだした私に田中さんが…はなしかける…
田中「…?芋ちゃん…だいじょうぶ?
もしかして、気持ちわるいとかなってる…?」
タクシーの振動もあってか…店を出た時より…
気持ち悪くなっていた…
芋「…ちょっと…でも…ちょっと休めば大丈夫です…」
田中「大丈夫?こまったな…」
あんまり…大丈夫でもなかった…タクシーの振動が気持ちわるい…
田中「顔…青いよね…」
芋「ちょっとお酒で気持ち悪いのと…車に酔ってしまって…orz」
もうすぐ…田中さんの家最寄り駅につこうとしていた…
運転手「もうすぐ、つきますよ?一回降ろしますか?」
田中「一回おりて休んだほうがいいよね…?でも、もう2時すぎだし…
近くに休めるとことかないし…座ってるのとかもきついよね…?」
芋「……」
…こんな姿…田中さんにみせるなんて…(泣)
私は、気持ちわるくて…でも、こんな姿みせたくないし…
でも、正直…座ってるのも気持ちわるし…どこかに横になりたい…
私は、頭をかかえた…
田中「すいません!(運転者に声をかける)
そっちの角を右にまがって…
…その先にマンションがあるので、そこで降ろしてください」
…!!??