感覚過敏をご存知ですか?






みなさんは

普段生活している中で

人よりもちょっとしたことが気になってしまう

といった経験はありますか?







私は


音、光、臭い、味 の4つを


特に敏感に感じ取ってしまいます。





の例としては

テスト中や自習中のペンを回す音

強く書き殴る音、貧乏ゆすりの音

鼻を啜る音、咳払いの音

大きな話し声

小さい子の泣き声

箸やスプーン、フォーク、ナイフなどが

食器に擦れる音



の場合は

スマートフォンの強い光

明るく青白い光の蛍光灯

強い太陽の光

雪に反射する太陽の光



臭いの場合は

電車やバスでの香水の臭い

体臭、インクの臭い



の場合は

甘すぎる、酸っぱすぎる

人工甘味料の味

お気に入りの食べ物が

リニューアルした味






たとえ相手が悪意を持って

わざと原因を作っているいるわけではないと

わかっていても

ものすごく気が散ってしまって

イライラしてしまったり

パニックになってしまったり

頭が痛くなってしまったり

吐き気がしたり

とにかく取り乱してしまうことがあります。











感覚過敏を持たない方からすると


「そんなの気にしてたらキリない」

「もう少し心広くもちなよ」

「みんな我慢してる」

「気にしすぎ」


そう思われても仕方がないことだと

わかってはいます。





ですが

に苦しまないように

帽子を被ったり、


を気にしないように

イヤホンやヘッドホンで

外部の音を遮断したり、


臭いを紛らすためにマスクをしたり


が気にならないように

ご飯は自分で必ずつくったり




自分が生活しやすくなるために

できることは全部してるつもりなのです。





それでも辛くて

気にしすぎだとわかっていても苦しくて

感覚が過敏すぎる自分をすごく憎んでいます。


毎日が不快で溢れているのです。










  感覚が過敏




悪く言うとそうかもしれません。




ですが良く言うと

繊細な感性をもっている。

なのかもしれません。
















なんでも細かく見えてきてしまうからこそ







繊細な料理の味に深く感動したり

季節ごとに変化する

素材のほのかな甘味や苦味

感じ取ることができます。






工夫が散りばめられた音楽を

心から「素敵だ」と感じることができます。

つくり手の気持ちを感じ取って

何度でも共感し楽しむことができます。






太陽を浴びたあたたかい洗濯物の匂い

雨上がりの町の匂い

季節の移ろいを感じる植物の匂い

もうすぐ雪が降る匂い


他の人にはわからない

繊細な匂いを感じとり

感動することもできます。






















 

感覚過敏ではあるけれど繊細な感覚を持っているのかもしれない

 






感覚過敏であることで

私は他の人にはない

経験や、感動

味わうことができているのかもしれません。












もちろん辛いことに変わりはありません。

この過敏さで

理解されない苦しみを感じたり

悔しさに涙を流したり

行き場のない怒りに耐える日々を

何度も経験してきました。







ですので、

同じ辛い思いをされている当事者の方々に


繊細な感覚があるのだから自信もって!


などと

無責任なことを

言うつもりもそんな考えもありません。







この過敏さを手放せたら

どんなに心に余裕を持って生きられるだろう。

どんなに落ち着いた日々を送れるだろう。




毎日心の中で

嵐が起こっているような日々。

何度も何度もそう思ってきました。









ですが

繊細であることはたまに

武器になることもあるんだ

当事者だからこそ

大きな声で言えます。


















感覚過敏を理解してもらうことは本当に難しい







全ての人に

感覚過敏を理解してもらうのは

本当に難しく

現実的ではありません。



だからこそ

自分が少しでも楽に生きていける方法を

自分で考えていきたいです。




そして繊細だからこそ

感じることのできる素晴らしさ

当たり前ではないと理解して

その才能を大事にしたいです。