みなさんは


自傷痕がある方に

出会ったことはありますか?




出会ったことのある方は

その時どう感じましたか?


また、SNSなどで

自傷をしている方を見た時、

学校や職場で

「あの人は自傷痕がある」と噂を聞いた時。





どう感じましたか?






「痛そう」「傷が残るなんてかわいそうに」

「なんで自分の体に傷つけるのか」

「親が可哀想」「かまってアピールかな」

「気持ち悪い」







実際に経験がない方だと

自傷に至る理由や考えを

理解するのは

本当に難しいことだと思います。




実際私も、自傷を経験するまで

痛いのにどうしてそんなこと…と

思っていました。











一言で自傷といっても

種類や方法は様々。



リストカットのように

刃物を使って体を傷つける。


青あざができるまで体を殴りつける。


血が出るまで皮膚や頭皮を掻きむしる。


大量の薬を服用する。


無理やり自分の意思で嘔吐する。



挙げたらキリがないほど

人それぞれの自傷があります。







見た目でわかりやすいのは

やはりリストカットでしょう。


大体の方は

長袖で傷を隠し生活をされていると思います。


ですが袖口から傷が見えてしまったり、

ふとした瞬間に

「この人は自傷をしている」

わかってしまうこともあります。













自傷をしてしまう理由はどこにあるのでしょうか?



私の場合

こころの痛みからだの痛み

アンバランスさが

自傷の引き金になると

感じています。







悲しいことがあったとき

こころ

耐えられない

苦しみと痛みを感じているのに

からだは?



こんなに苦しいのに

こんなにつらいのに



からだはどうしてこうも

健康にみえるのか



苦しい、つらい、苦しい

こんなにつらいのに。

からだはこんなに健康にみえる。










この

こころの痛みからだの痛み

アンバランスさは

とても違和感があり

非常に苦しいものです。









そんな時

からだの痛みを作るために

自傷に走ってしまうのです。



自傷をすると、とても痛いです。

血が出たり、あざになったり

目に見えてからだに傷ができます。

とても、とても痛いです。




しかし

こころの痛み

押しつぶされそうな時に


からだの痛みが現れると

少しの間

こころの痛みを忘れることができます。




傷を見ると

こころの痛み

すぐそこに体現されて

目で見て感じることができます。
















もう一つ

自傷が

非常に重要になる場面があります。





それは


死にたい時です。


もうどうしようもなく死にたくて

自分でも

自分を止める方法がわからないとき。


もう終わりにしよう。

もう全部投げ出してしまえ。

そう思ってしまった時。








そんな時


自傷をすると、痛いです。


とても痛くて、

その痛みに現実感があるのです。



すると

少し気持ちが落ち着くのです。



不思議ですよね。

私も不思議です。







ですが本当に

こんなやり方で私は

死にたい夜を何度も何度も越えて来ました。







昨日の夜

自傷がなかったら

本当に死んでいたかもしれない











自傷



みなさんはどう感じますか?

どう感じましたか?





気持ちが悪いでしょうか?

ダメだと叱りつけるのが正解でしょうか?






自傷をしている人は

戦っているのかもしれません。



死にたくても、消えたくても

だめだ、だめだと

自分を律し

今日を生きるために

戦った痕なのかもしれません。



つらくてつらくて仕方なくて

でもその苦しみを

誰にぶつけるわけでもなく

自分1人で耐えた証なのです。








今日も生き抜いた

日々はその繰り返しです。









私も今日を、生き抜いた。

明日も、明後日も。





生きていられるかな。

頑張れ、私

負けるな