編者:小森陽一、石原千秋
出版社:翰林書房(横浜市立図書館)
漱石研究の第一号
漱石を研究する国文学者の雑誌。(やっぱり着いて行けない..)
日本人は、物を感じる能力はあるが、考える能力はないと思っている。
現実の、堅い、柔らかい、ざらざらする、或いはぬるぬるする、そういう生の肌触りに対する感触は、鴎外よりも、鏡花よりも、漱石が最も敏感だったのではないかとも思う。
捨て猫は、放り出されても、放り出されても、垣の隙間からもぐりこみ、台所に這い上がって、あらゆる屈辱に耐えて生きなければならなかった。そして生きる限り人は迷い続けねばならぬのである。
漱石の文学は、近代文学史の中に置いて読まれるよりは、思想史の中に置いてこそ輝きを増すといってもいいように思われる。
出版社:翰林書房(横浜市立図書館)
漱石研究の第一号
漱石を研究する国文学者の雑誌。(やっぱり着いて行けない..)
日本人は、物を感じる能力はあるが、考える能力はないと思っている。
現実の、堅い、柔らかい、ざらざらする、或いはぬるぬるする、そういう生の肌触りに対する感触は、鴎外よりも、鏡花よりも、漱石が最も敏感だったのではないかとも思う。
捨て猫は、放り出されても、放り出されても、垣の隙間からもぐりこみ、台所に這い上がって、あらゆる屈辱に耐えて生きなければならなかった。そして生きる限り人は迷い続けねばならぬのである。
漱石の文学は、近代文学史の中に置いて読まれるよりは、思想史の中に置いてこそ輝きを増すといってもいいように思われる。