作者:G・ガルシア=マルケス
出版社:新潮文庫(横浜市立図書館)

誰もが殺される人と知っていて、殺されることも知っていて、誰が殺そうとしているかも知っていて、そして何故殺されるかも、言わば町という共同体として同意していた。

サンティアゴ・ナサールは、スケープゴートとなった。人種的なものや経済的なもの、共同体が崩れて行くとき、抑えていたものが僅かに噴出した。

最後の章の殺人の場面の描写は迫力があった。