この頃、体調は安定していた。


しかし、引きこもり生活が続き、食事も偏っていた。


朝は、ヨーグルト、バナナ、カフェレで済ましていた。以前は何も食べなかったのだが・・・


仕事の都合である病院に行った時、血圧計でなにげなく測定したら、上は165もあり驚いた。


いつも通うクリニックでは、血圧も測定しないので、メンタルクリニックだけだ。


先生が「採血」をしなさいと言われ、他の病院で採血した。


心電図、レントゲン、採血などをしていただいた。


その日、過払い請求をしていた弁護士事務所から連絡が来た。


「今後はどうしますか?」と・・・。


数社のサラ金や事業主専門の証書貸付等の問題があり、また気が動転した。


国の政府がしている「法テラス」に、申込をし、現在の弁護士事務所に委託された。


「法テラス」なので、弁護士への手数料も国が返済してくれる。


しかし、○F○Gだけは、保証人を立てていた、○F○Gはもう、倒産しているのだが・・・。


債務保証になっている限りは、保証人に督促が行くことになる。


弁護士に言わせれば、自己破産をした方がいいと言われる・・・・・


その日は、頭の中でパニックになり、不安がより一層になる自分があった。


子ども達の為に、自己破産だけは、避けたいと思っていたのだが、


20歳を過ぎれば、自己判断で「苗字」を変えることが可能だという。


別れた女房の旧姓に戻ることが、本人の意思があれば可能だと聞いた。


これで、私の苗字は私で最後になる。そして自己破産だと、先祖に申し訳ない気持ちで、涙が止まらなかった。


その晩は、荒れてしまい酒を飲んだ。しかし、飲んでも、飲んでも、酔わない・・・


睡眠剤を飲んでも、朝方まで寝れなかった・・・。


先祖に申し訳ない気持ち、そしてだらしない自分が、見え隠れしていた。


たまらない気持ちであった・・・。


さだまさし、さんの曲で「無縁坂」を思い出した。


「母が まだ若い頃 僕の手を引いて この坂を 登る時 いつも言っていた


後ろだけは 見てはダメと 笑ってた 母の手が 小さくなった・・・・・・」


そんな頃に似た人生を思い出して、オーバーラップして、また涙が止まらなかった。


自己破産か、それとも、このまま生きていくのか・・・


会社で使用していた車の督促状とコピー機のリース代の返金通知が来た。


なんで、こんな時に来るのだろうかと、不安で不安で溜まらなかった。


「楽になりたい・・・・・・」


引きこもりをしていると、なんだか対人恐怖症になる。


最近ニュースで観たら、50代の男性の自殺者が最も多いと聞いた。


その中に私も加わるだろうか・・・。