そもそも、この企画案件はすでに私たち個人では勧めていた。


私の事務所に出入りしていた塗装屋の職人と携帯電話の営業マン、そして従兄弟がいた。


その塗装職人が、フリートマーキングに興味を持ち、第1号車となる大型レジャー施設の


『霧島高原・まほろばの里』に営業をして決めたものだった。3年契約で360万円で契約をした。


トラックのボディーに広告を掲載するという、私の発想で第1号車が完成したものだ。


その数日前に、宮崎日日新聞の経済面の記事中に、13行で『トヨタベンチャーファンド500億で創設』を


見たのがきっかけだった。記事を読んで私は興味を持ち、トヨタベンチャーファンドのことが更に詳しく


知りたい為に、パンフレットかリーフレットでもあれば貰おうとして、おそるおそる電話をした。


事務員が出て、事業部長に結いで貰った。


トヨタべベンチャーファンドの詳しいパンフレットかリーフレットでもあれば送って欲しいと言うと


案内やパンフレットなどはありません。あなたの考案された企画書を送ってくださいと言われた。


あんな大企業で500億円の規模のベンチャーファンドに案内書もパンフレットもないという。


宛先は愛知県豊田市豊田町1丁目1番地、トヨタ自動車・ベンチャーファンド係宛てに送ってくださいとのこと。


私は思った、こんな企画なんか大企業だから、採用されるわけがないと思った。


一応、企画書を3部作成して送った。


そして、3日後の夕方、トヨタベンチャーファンドの事業部長から電話が入った。


この案件は実にユニークな発想で、なかなか面白いので、一度、御社に訪問をして


現物のトラックを見せてほしいといわれる。


えっ、まさか!私はびっくりした。こんな企画が大企業のトヨタベンチャーファンドが興味を持ってくれた。


塗装職人と携帯電話の営業マン、そして従兄弟に連絡を入れたら、彼たちは夕方、事務所に来た。


彼たちも、びっくりして、興味がかなりあり、私と事業部長の電話のやり取りのことを、こと細かく聞いた。


そして、その後、トヨタベンチャーファンドの部長が宮崎にやって来た・・・。


                                 つづく