家賃を滞納して、督促の電話が毎日のようにある。


そのことが、今が一番の悩みで、2ヶ月分の7万円を入れろということだ。


生活保護の収入しかないので、7万円はどうしてもできない。すぐにでも入れなければ、


訴訟して強制退去になると言われる。5ヶ月間も入院している時は、毎月の生活保護費が5万円弱だった為、払えなかった。


友人、知人に借金をお願いしても、いい答えはもらえなかった。どうしようか・・・・・・


ここを出ても、また敷金などがいる。そんなお金はなかった。電話が来るのが恐怖心を感じていた。


どうすればいいのか・・・・・・悩む。そして落ち込む。


以前、会社をしている時などは、そんなお金ぐらいは何でもなかったが・・・・・・。


今の自分には、どう転んでも出ては来ない。1ヶ月の生活するには保護費はギリギリな金額なのだ。


でも実は、毎月1万5千円は出会い系サイトに金を使っていた。この事は誰にも言えない。


それは今後の為にの投資だった。それは今後、このままの生活では、病気も治らないし、突発性の病気になって


も、介護さえしてもらえない。まだ性欲もあったので、いい人が居ればと、思ったのがきっかけだった。


初めは懸賞サイトに応募したのがきっかけで、私のメールアドレスが業者に渡ったことが事の発端だった。


いまは毎日300通以上のメールが来る。


その中から、未亡人や、独身で会社の社長や資産家などの方とお付きあいできればという、甘い考えだった。


以外にそんな女性が多く、特定してサイトでやり取りした後、待ち合わせをする。


しかし、ほとんどがさくらである。待ち合わせをしても本人は現れない。


次第に病みつきになり、メール交換する。『未亡人で50歳、夫が残してくれた遺産金8000万あります』とか


『女医で独身45歳、お金には不自由していません、お付き合いしましょう』など、多数メールが来る。


止めよう、止めようと思いながら、サイトのポイントを買ってしまう。


この生活から脱出できればと思ったからである。


今度はサイトからの誘惑メールが来る。1万円入れれば、会員からの金額1300万円を振り込みますなどと言う


メールが来て1万円を送金する。メールで確認すると『ただいま、会員様に問いかけていますので、


しばらくお待ちください』と・・・・・・。


何度も問合せすると、『しばらくお待ちください』との返事。騙されたと思う。彼らの巧妙な手口で、1万円は消えた。


さくら専用サイトで、メールをくれた女性を検索するが、さくらであったり、名前がなかったりする。


少しの望みをかけて、メールして待ち合わせしても来ない。やはりさくらである。


結婚相談所に問いかけると、40歳以上の方もいると言われる。入会金6万円、お見合い3千円、成婚すれば、


お互いから20万円を支払うとのこと。しかし、いまの自分は『うつ病』であり、生活保護を


受けているなんて言ったら、誰も相手にはしないだろう。それに入会金の6万円や、成婚した場合の


20万円もない。到底無理な話だ。しかし、このままだと、生涯このままの人生で終わる。


そんなこともあり、家賃代を出会い系サイトに使ってしまった。甘い考えだった。


                                   つづく