公開します(笑)
タイトルは"硝煙の香り、花の香り"です!
第1章「ハジマリ」
静寂に包まれた、車内。
異様とも言える、その雰囲気に呑まれないように私は数回深呼吸をした。
気休めにしかならないだろう。
そうだとしても、何も行わずにはこの重苦しく且つ重厚な空気には堪えられるはずもない。
ガタン、ガタン
路肩に大きめの石でも落ちていたのだろう。
一際大きく揺れる。
踏まれた石を傍目に、自分を石を重ねた。
失敗は許されない。
少しでもヘマをすれば、先ほどの路傍の石になりうるのだろう。
そんな事を考えている内にも、子牛を運ぶトラックの同じ様に運ばれる人間達、私。
あの子は元気にしているだろうか?
出発する前に、彼女の作ってくれたお手製の弁当があった事を思い出す。
腹が減っては戦は出来ぬ。
この言葉も今となっては冗談でも笑えなかった。
そんな気持ちを忘れ去るように顔を叩く。
パンッ
乾いた音が響く。
俯いている者、寝ている者も居るが、数人がこちらを見て、睨む。
なるほど、英気を養え。
という事か?
…ちょうど良い。
とてもじゃないが、飯が咽を通りそうにもない。
ここは周りを倣い、少し寝てみよう。
そうすれば、この陰鬱な気分も晴れるだろう。
そう信じる他無い。
おやすみ、エリー
そう、呟き目を瞑る。
タイトルは"硝煙の香り、花の香り"です!
第1章「ハジマリ」
静寂に包まれた、車内。
異様とも言える、その雰囲気に呑まれないように私は数回深呼吸をした。
気休めにしかならないだろう。
そうだとしても、何も行わずにはこの重苦しく且つ重厚な空気には堪えられるはずもない。
ガタン、ガタン
路肩に大きめの石でも落ちていたのだろう。
一際大きく揺れる。
踏まれた石を傍目に、自分を石を重ねた。
失敗は許されない。
少しでもヘマをすれば、先ほどの路傍の石になりうるのだろう。
そんな事を考えている内にも、子牛を運ぶトラックの同じ様に運ばれる人間達、私。
あの子は元気にしているだろうか?
出発する前に、彼女の作ってくれたお手製の弁当があった事を思い出す。
腹が減っては戦は出来ぬ。
この言葉も今となっては冗談でも笑えなかった。
そんな気持ちを忘れ去るように顔を叩く。
パンッ
乾いた音が響く。
俯いている者、寝ている者も居るが、数人がこちらを見て、睨む。
なるほど、英気を養え。
という事か?
…ちょうど良い。
とてもじゃないが、飯が咽を通りそうにもない。
ここは周りを倣い、少し寝てみよう。
そうすれば、この陰鬱な気分も晴れるだろう。
そう信じる他無い。
おやすみ、エリー
そう、呟き目を瞑る。