またまた暗い話になってしまう
でも書いておきたい
突然また亡くなった母との1シーンが頭に浮かんだ
入院中母の命が短いと聞かされて、母に告知するべきか悩んだ。結局答えが出ぬまま誰も告知出来ずに日々が過ぎた。
余命を宣告されてからも、あまり容態は変わらなかったから、このまままだまだ生きられるんじゃないか?って気もしていたから、告知して気力が無くなる事が恐かった。
母の前では絶対悲しい顔は見せなかったし、極力普通に接したし、常に目標をたてていた。
悪くなり出したら早かった。
在宅医療だったがトイレに行けなくなり、肺に転移した癌の進行が思ったより早く、浮腫み、咳、吐き気が酷くなった。
入院した。ホスピス待ちの入院だ。
モルヒネの量が増え、母はいつも眠そうな感じだった。
口数も減った。
背中が紫色になり、浮腫みも酷くとうとう起き上がれなくなった。
母は『こんなはずじゃなかった』と呟いた。
『なんとかならないのかね』と言った。
私はその時に始めて、母の前で泣いた。
泣いて浮腫んだ足を擦った。
母は『大丈夫だから。頑張るから泣かないで』と言った。
『替われるものなら私が変わってあげたい』と言ってしまった。
母がなんともいえない表情で私をみた。
なんか怒ってるようにも見えた。
それからお互い黙ったままだった。
ここまでのシーンが頭に何度も出てくる。もう思い出さないようにしてたのに、なかなかそうはいかないものだ。
告知については難しい。その人の性格にもよるし。頑張って治そうと前向きな母に、告知など誰もできなかった。