透析4日目。
続く
考えすぎて頭が痛くなりそうだったが、
兄二人が親戚の家で冬休みをエンジョイしている様子に、
少しほっとしていた。
いつもの電車に乗り、面会。
ちびは昨日より元気で、左腕の点滴針がとれたことを教えてくれた。
この小さな体で、首に太い針を刺しながら、
両腕に点滴していたなんて。
採血も点滴も、騒がない。
ちびは強い。とってもえらい。
昨日の夜はぐっすり眠れたそうだ。
久しぶりに起き上がったからかな。
間もなく透析開始。
今日もDVDを見ながら。
お昼も食べることができた。
横になりながらだから、食べづらいけど…
今日はなぜか頻繁にエラー音が鳴り、
何度も体勢を変えた。
音が鳴る度にスタッフが複数人駆けつけてくる
モニターを見て、針の調子をチェックし、
ちびの頭を上げさせたり、向きを変えさせたり。
賑やかで寝る間もなかった
透析中、ヒゲの医師が来て言った。
「透析を始めて、体重が2キロ減りました。
だいぶ水分が抜けたので、
明日の透析はお休みしようと思います。
おしっこも少しずつ増えているので、
このままコンスタントに出てくれれば、
一般病棟へ移ります。
今はここで安静にすることが必要です。」
ふと、ここでおしっこが出れば、
退院できるんじゃないの
という疑問が浮かんだ。
一般病棟
そこでどんな治療を
しかし、私はこの疑問を飲み込んだ。
というか、先のことを聞くほど余裕がなかった。
管を入れられてベッドの下にたまっていく
おしっこが、少しずつ増え、
それと比例して、ちびが元気になっている。
今はその事実だけで十分だった。
夕方4時、何度もエラー音が鳴ったが、
今日の透析が無事に終わった。
1時間前に出されたおやつのクレープを
起き上がって自分で食べた。
おいしいと笑顔だった。
ちびに少しずつおしっこが出ていることを伝えると、入院する2日くらい前から、おしっこが出なかったことを教えてくれた。
私もちびが続けておねしょしなかったことに
「やったね
」としか思ってなかったことを話した。
「ママもそう思ってたの
」とちびは笑った。
こうやって振り返ることができるのも、
回復してきた証拠かもしれない。
夕飯は、たらこのふりかけが出たことと、
起き上がって自分でお茶碗を持って食べられることに喜んでいた。
塩分1グラム食から、3グラム食になった。
血圧も下がってきたようだった。
夕飯後は今日もいっぱい遊んだ。
かるた、トランプ、ぬり絵…
思えば、ちびとこんなに遊んだのは久しぶりだ。
3番目ということもあり、
育児のモットーは「ほっときゃ育つ」になりつつあった。
ちびは一人遊びもできたし、上の二人のように「ママ、見に来て
」と騒ぐことが少ない子だった。
私が家事をしている間は、気を遣っているのか手がかからず、
私がゴロゴロしているときには、甘えに来る。
私の顔色を誰よりも見ている子だ。
そんな風に育ってしまった…
反省しながら、目一杯遊んだ。
全力で遊んだ。
二人でいっぱい笑った。
夜のバイタルチェックで、体温が38℃あった。
少し無理をさせたかなぁと心配だったが、
ちびは元気だった。
歯磨きをしてやり、寝せた。
今日も一人ぼっちの家に帰る。
駅までの道に点るイルミネーションに足を止めた。
写真をパチリ
風景は変わらないのに、昨日とは違う気持ちで歩いた。
寒さしか感じなかったイルミネーションが、
今日は温かく感じる。
明日はどんな風に感じるのだろう…
