(2)根本仏教は出家仏教では? | 相の谷古墳と乎致ノ命

(2)根本仏教は出家仏教では?

(2)根本仏教(釈迦仏教)は出家仏教では?


今から二千数百年前のインドでお釈迦さまの教えを実行するには、家を出て専門に勉強するしかなかったということです。それは時間的に、経済的に、そして知識の点においてもです。

考えてみてください、最近までの日本は、毎日の生活に追われて、在家のままでお釈迦さまの高度な仏教の修行(瞑想その他)などできなかったと思います。


ところが、現在はどうでしょうか? 


ほとんどの人が大学に進学し、専門家以上の高度な知識を持つ人も増え、労働時間もどんどん短縮され、週休二日、三日の時代が来ようとしています。


余暇で瞑想やスポーツ他の趣味を嗜む人も多くなり、複属社会(会社以外に、また主婦業をこなしながら趣味やサークル、ボランティアその他の団体に所属し活動が可能な社会)になりました。


このような現代社会と二千年以上前のインドの社会とでは全く人も環境も異なってきています。

もし今、お釈迦さまがいらっしゃたら、現代人に仏教をどのように指導されると思われますでしょうか。


「仕事を辞め、家族を捨て、出家せよ。」と、おっしゃるでしょうか?


私はそうはおっしゃらないと思います。


「出家して専門に修行したい者はそうしなさい。そうでない者も在家のままでも修行できるよう私が指導しよう」と、おっしゃるのではないでしょうか?


人も環境も全く変わってきている現代社会では、在家のままでも当時の出家者と同じような修行は可能だということです。また、そのように仏教の指導者も工夫しなければならないと思います。


現代社会の科学技術や社会制度を否定するのではなく、それらをもコントロールする「ブッダの智慧」の獲得こそが、現代人に最も必要ではないでしょうか?


昔、日本の「寺子屋」で子どもたちは当時の最先端の知識を身につけました。
これから日本の寺も真の「ブッダの智慧」の獲得の修行を通して、最先端の知識を習得し科学技術を正しくコントロールできる若者を育成する仏教寺院とならなければならないと思います。