先日の妹の話②
そんなわけで、Y君はバンドを去っていった。
ちなみに、Y君は今、
マンガより、カラオケに夢中らしい…。
妹のバンドはというと…。
新しいベースも加入し、
今度こそバンドがうまく始動するかに思えた。
しかし、バンドの中には、まだ問題児がいたのである…!
…ギターのK君である。
ギターの腕も悪くないし、練習も真面目。
そんなK君に、何の問題があるというのだ…。
…そう思うだろう。
…彼の問題点…。
それは
音楽にストイックすぎること!
例えば、
ライブで演奏する曲を、
K君「間奏の部分、ちょっとアレンジしてみたんで、ライブで弾いてみていいですか?」
と。
実際にライブで弾いてみても、
特に失敗するわけでもなく、上手に弾いていたと。
そして、曲も終盤。
演奏ももう終わる。
そんなときに、事件は起こった…。
妹が、曲の最後を『♪ジャーン!!』でシメようと、
バンドメンバーの方を振り返ろうとした瞬間、
ギターのK君が妹の視界に入った。
そして、妹の思考回路は停止…。
ギターのK君が、ギターを振りかぶって、
床に叩きつけようとしていたのである。
妹も、思考回路が停止した状態からは
「え゛えぇ~~~!!??」
という言葉しか出ず。
ガシャーンという音と共に、K君は膝からくずれ、床に座り込んでしまった。
静まり返る会場。
唖然とするメンバー。
妹はK君に近づき、
「だ…大丈夫?」
と声をかけた。
すると、放心したように、
K君「(ギターを)壊すつもりはなかったんです…。まさか壊れると思わなくて…。僕は彼女(ギター)を“マリー”と呼んでいて…。とても大切にしてきました…。etc...」
と、
座り込んだ状態のまま、しばらくぶつぶつと言葉を発し続けたという…。
なぜ、K君がギターを床に叩きつけたのか…。
答え:自分の思ったとおりに弾けなかったから。
なんともストイックな理由である。
後日、K君は真っ二つに折れたギターを、
なんと、
修理して持ってきたと。
ガムテープでね!!!!!
しかも、
「直りました」発言!
変な音してるけど、“マリー”からは
離れられなかったのでしょう…。
なぜこうも、妹のバンドには
変人が集まってくるのか?
この先も、
どんな変人が集まってくるか、
楽しみに待つとしよう…。