夜の12時
闇が辺りを包む頃
一人夜の道を歩く

家出をするわけでもなく
何かを探しに行くわけでもなく
一人夜の道を歩く

辺りはこおろぎが啼き
星はかつての夢を輝きに託す

人は昔、星の動きで物事を考えていたという
今、昔の空気を忘れて現在の時間を生きている

人が人と繋がっていた昔を忘れ
何か大切なものを忘れている
人はけして一人では生きていけないと言うことを

夜空を見上げてふと考えた
人とは何かと

分かりそうで分からない
そんな世界は曖昧にできていて
完璧なものなんてものはないのだと

家路についた