月が見える秋の夜は
なんだか少し切なくて
隣を飛行機が雲を作って飛んでいく

地球の裏側では
忙しなく人が行き交い
空気中を電波が飛び回る
車が沢山走っていて
かつての夢を現実に引き戻す

雲が月を隠す中
こおろぎはめいいっぱい生きるために啼いている
次に託すため

繁華街はまだに賑わっていて
夜の町を行く宛も無くさ迷う

誰がどうしてそうさせた?
自問自答の繰り返し

答えの見つからないまま
秋の夜長、繁華街をさ迷う
目的があるわけでもなく
答えがあるわけでもなく
ぽっかり開いた穴を塞ぐ何かを求めながら
秋の夜長、繁華街をさ迷う