風鈴日記









「おこがましい」

このキモチを

恋と呼ぶには

おこがましくて

到底口に出しては言えない





だけど

1人になると

その人のことだけを考えて声がききたくなる

胸が苦しくなる

何かと口実を作って会いに行く

全く何気ないそぶりをたもちながら。

「ごめん  もう夜中にメールしないから」

「迷惑かけないから」

伝えなければいけないこと

もっとあるはずだけど



思いつくことは伝えた

周りのネタにされたくないから

「誰にも言わないでほしい」

お願いした

「大丈夫ですよ まだ何も始まってませんから。」

いつもと変わらず涼しい顔のあの人。

じゃあ。

あの日のキスは?

手をにぎったこと・・・・・・・

力いっぱい抱きしめてくれたこと・・・・・・・・




そうか。




ゼロにも達しない



何でもないことなんだね





でも。





ただ



ただ




せめて想うことだけは




許してほしい





それだけでいいから