陰翳礼讃 (谷崎潤一郎)陰翳礼讃が収載されている「陰翳礼讃 東京をおもう」を購入。「今日の室内の照明は、書を読む、字を書く、針を運ぶとかいうことは最早問題ではなく、専ら四隅の陰を消すことに費やされることになったが、その考は少なくとも日本家屋の美の観念とは両立しない」陰翳と藝術を結びつけて考えたことはなかったので新鮮でした。これが発表された昭和8年当時のみならず現代でも十分応用可能ですね。