涼をもとめて、少し郊外の川に行ってみた。
すずしい風が頬にあたり、水は、滔々と流れる。

鴨たちも、のどかな時を過ごしている。
この川は、どこに続いているんだろう。
この国を縦断し、大きな流れとなり、遥か彼方の海にそそいでいるのだろうか。
いま、油で汚れた海に、このきれいな水を届けてほしい。
たとえ、少しでも、そして、そこまで、何カ月もかかってでも。

上流を見ると、両岸には林が続いている。
この水は、遥か彼方の山々から、いろんな町を越えてやってくる。
この豊かな水は、遥か彼方の昔から、この星の命を支えている。
そして、これからもずっと。
