本日お迎えしますのは大阪市西区の肥後橋にありますヘッドスパサロンのオーナー石澤弥生さんです。

昨年11月に全メニューにヘッドスパをつけた美容室をオープンされました。

なぜヘッドスパなのか、や

全メニューにヘッドスパをつけた理由など

深掘りしていけたらと思います


ーそれではよろしくお願いします


石澤(以下Z)はい、よろしくお願い申し上げます。


ー石澤さんは、美容師歴どのくらいなのでしょうか?

Z)20歳の時に就職してからですと23年目ですね(笑)


ー美容師としての人生の方が長いということですね


Z)あ!そうですね(笑)わー、そんなに経つんですね(笑)


ーベテランですね(笑)


Z)いや、そんなことないですよ。技術は一生ものですから。人生80年としたらまだ折り返し地点です


ーまだまだという事ですね


Z)はい(笑)それに今の時代、美容師さん達は早くからYouTubeや SNSでトップレベルの技術をいつでもどこでも習得出来る環境ですから

なんなら今の20代の美容師さん達はその分技術のレベルも高いと思います


ーベテラン勢も危ういと(笑)?


Z)危ういどころか、若い人の方が技術的にレベル高い美容師さんが多いんじゃないかと。もちろん、「カリスマ」と呼ばれた時代の先輩方達はさらに経験も技術も持っているわけですが


ーカリスマ美容師世代ですか?


Z)ドンピシャですね。シザーズリーグとか見てました。専門学生でしたね。美容師って言うとみんなからカリスマ?って言われるのが定番というくらい

カリスマという言葉が浸透してましたね


ー石澤さんもカリスマに憧れてこの世界を目指したひとりと?


Z)いえ(笑)わたしが美容師になろうと決めたのは高三の夏でしたね。美容師目指してる人の中ではかなり遅い時期の選択だったと思います


ーえ!じゃあ子供の頃の夢は美容師ではなかった?


Z)子供の頃はよくあるお花屋さんとか、看護師さんとか(キャンディキャンディ世代ですから)言ってたような気がする…。中学生の頃は設計士になりたかったですね

なので高校1年生の時に選択科目で物理を選択するですが理系の才能が全くありませんでした(笑)


ーえー!じゃあ設計士の夢は一年で崩れちゃうわけですが(笑)?


Z)まぁそうですね、2年に上がる時には文系に進みましたし物理も生物に変更してもらいました(笑)


ー設計士になりたかったのはなぜですか?


Z)自分が想像したものが形になって存在するってすごく夢がないですか?


ーあー、確かに。あの建物は私が作ったんだよとかって周りにも言いやすい(笑)


Z)そうですね、何か作ったり書いたりすることが好きだったように思います。器用な方だったのかな。小学生の頃は、同級生のお母さんにお菓子や編み物を教えてもらって作ったりしてました。

今や、お菓子なんて何ひとつ作れませんけどね(笑)


ーでは、どのタイミングで美容師という職業に興味を持たれたんですか?


Z)今思えば、子供の頃から母親について美容室に行くのが好きでしたね。美容室特有のパーマ液の匂いとか。あと、よく同級生の髪を切ったりパーマをかけたりしてました(笑)


ーえ、それってもう美容師に憧れてたんじゃないんですか?


Z)いやー、その頃は切ってって言われたから切ってるってだけって感覚で(笑)パーマも、今もあるのかな?昔ってベネゼルのホームパーマのセットってのがあって

家で自分でパーマかけれてたんですよね。私の親世代では。そのセットが家にあったのでかけようとしたんですけど、どうやって巻いたらいいかがわからない。だから友達に一回美容室でかけてくれと。それを見て覚えたら次からかけてあげるからって(笑)友達について行ってパーマ巻いてる様子を見て覚えて、次から家でかけてあげてました(笑)


ーそれでもその頃は美容師を目指してたわけじゃないんですよね?


Z)はい、全然(笑)頼まれたからやってるっていう感覚でしかなかったです


ーそれが高三の時になぜ美容師の道に進む気になったんですか?


Z)高校が進学校だったんですが、そりゃ進学するなら高三の夏なんてみんな必死のパッチなわけですよ。でも勉強する気になんてならないし、行きたい大学があるわけでもない。文系から設計士になれなくもないですがかなり遠回りだなと。


ー周りとの温度差も出てきたんじゃないですか?


Z)うーん、温度差というか

そもそも高校時代、勉強はしてなかったので(笑)周りはみんなしっかり先を見て勉強してるなーとは思ってましたが。だからと言って自分も同じ方向は向けてないし周りも私にそういう期待もしてなかったんじゃないかと(笑)


ーそんな中で美容師の選択肢はなぜ?


Z)ある日、母親に言われたんです。いつになく優しい口調で(笑)

勉強したくないの?って


ーやる気が見られなかったんでしょうね(笑)


Z)そうですね、兄2人も同じ高校でしたが

母親は私に対しての期待値はほとんど無かったんじゃないかな?

聞かれた時に、今だ!って思ったんですよ。

だから

勉強したくない!って答えました(笑)


ー予想通りだったでしょうね(笑)


Z)ですよね(笑)そしたら、じゃあ

何がしたいの?って言われたので

専門学校に行きたい。と答えました


ーその時は美容専門学校が視野に入ってたんですか?


Z)うーん、どっちが先だったか

2番目の兄に言われたんですよ、その頃に。

おまえ、美容師になれば?って


ーなにか意図があったんですかね?


Z)何の意図も無かったんじゃないですか(笑)ただ、身内に美容師いたら便利だなとか?(笑)なぜ美容師を薦めてきたのかは知らないです(笑)

でもその時に、あーたしかにそれもいいかもなって思ったんですよ、なぜか。


ーでは専門学校に行きたいというのは美容学校の事を指してたわけですね?


Z)いや、一応ギリギリまで設計士の希望がチラついてて(笑)

そういう設計士系の専門学校の情報と美容学校の情報を両方集めてました。


ーご両親はどのような反応されてたんですか?


Z)美容師に至っては反対されるかな?とは思いましたね。でも実際伝えたらあっさりいいよと。そのかわり

あんたにお金はかけられないから安いところならいいよって(笑

わたし九州のど田舎出身で、そりゃ男尊女卑の根強い考えが残ってましたね。


ー男尊女卑!そんなにですか?


Z)田舎だと結構多いんじゃないですかね?女の子だからその辺の学校で充分だとか、女の子だからこうでいいとか男の子だからこうしておかないと!とかそういう考えが当たり前な感じですよ


ー今だと大炎上ですね(笑)


Z)罵詈雑言の嵐ですよね(笑)

で、試行錯誤の結果、美容専門学校に行くことにしたんです。友達の髪切ったり、パーマかけたりしながらどうやったらもっとこういう風にできるのか?とかは思ってたのでそれが知りたいなっていう、出来る様になったらいいなという気持ちで決めました。


ーあくまでも憧れとかは無かったんですね


Z)憧れとか無かったですね、なんでだろ(笑)でもその時の選択肢で今もなお美容師を続けてるわけですから

向いてたって事なのかな


ー向いてなかったらもっと早い段階で離脱してるんじゃないですか?


Z)ですよね(笑)専門時代の仲のいい同級生で美容師続けてるの私だけですからね。

美容師という職業に大きな憧れがあったわけでもないし、淡々と向き合えたんだと思います


ーへぇー!予想外の人生の選択ですね(笑)

でもそのおかげで美容師になり今のサロンを出すまでになったわけですから


Z)そうですね、あの時の自分の選択肢がまた別のものだったら私はいま何をしてたのかなーという面白さはありますね


ーなるほど。ではそこから美容師としての人生が始まるわけですね


Z)始まりましたね、そこから全てが。後半に続く…といった感じで(笑)


ーありがとうございます、連載風(笑)

ではまさに後編に続く、という事で

いったん前編はここまでで。

どうですか?こういった感じで自分の人生というか振り返ってみて


Z)振り返ってみて、感じることは

ちゃんと自分で人生の選択をしてきたんだな、と。

あの時のこーしておけばとかあるかもしれないけど、そっちを選んだとしても結果は同じだったかもしれない。

だから自分の人生の選択って面白いですよね


ーたしかに、選択の連続で出来てきた道ですもんね。

前編は〜20歳までの選択肢を聞かせていただいたので

後編は20歳〜の選択肢を振り返っていきましょう!


Z)後編もお楽しみに!(笑)