今月行われた

東北青少年音楽コンクール
岩手地区大会

リトルD部門にて
小2生徒さまが
優秀賞を受賞しました。




「トロフィー欲しい!」
が参加動機だったのですが、

蓋を開けてみたら、
見事に優秀賞。



リトルD部門から、
優秀賞は3名でした。

3位以内に入ることが出来たのですね。
おめでとうございます。





こちらの生徒さまは、
私とレッスンするようになり、
来月で1年経ちます。



はじめの頃は、
ピアノが好きなのは分かるのですが、
元気に弾くのが正義のようで、
何を弾いても
とにかく
“しっかりはっきり元気よく!”



雰囲気とか
ニュアンスというものが無く、
ある意味
子供らしさ満載の
はつらつとしたピアノでした。






譜読みもあまり得意な方ではなく、
楽譜を見ながら
弾くことが出来ていなかったので、
暗記して楽譜から離れて弾く。





暗譜ではなく暗記です。





それでも、
私がレッスンで話したことを

おうちで
自分の音をよく聞き、
考えながら
練習を重ねっていってくれたおかげで、

少しずつ少しずつ
変わっていきました。



腕の力任せだったのが、
身体が使えるようになり、
手首が使えるようになり、
あれほど
ガチガチだった音が
柔らかくなっていきました。


自分の弾いた音を
聴き続けることが
出来るようになっていきました。



元気な曲、
ノリの良い曲が好きだったのに、

メロディーが綺麗だったり、
響きの美しい曲を
好むようになっていました。





1月に参加した
ピアノ演奏検定試験でも
綺麗な音、心地よい音」
というコメントをたくさんいただき、
よい得点もいただいています。





今回のコンクールは、
課題曲が5曲あり、
この生徒さまが選んだのは



ミュラー作曲
アンダンテ。





28名の参加者のうち、
この曲を選んだのはたった1人だけです。



はい、この曲映えません!
美しいのですが、
これといった見せ場がありません!!




数曲
練習する中、
最後に曲を絞る時、
この曲を弾きたいという
本人の意思を尊重しました。


参加したのは
トロフィー欲しいから
という気持ちからだったかも
しれませんが、

最後に曲を絞る時は、
そんなことを考えている
空気を感じませんでした。




入賞しやすそうな曲
という打算からではなく、

本当にピュアな
「この曲が弾きたい」
という気持ちが取らせた
優秀賞なのだと思います。



あの曲でこの結果。
本当に立派だと思います。



この生徒様の演奏を聴いた
あるお母様がお話しくださったのですが、

「1人、上手な子いたねと
    主人が話していた子でした。」

「私の母も、
    上手な子だったと言っていました。」



同じお教室の生徒とは
知らずに聴いての
この感想。

嬉しいですね。



他の華やかな曲の間に挟まれ、
人の耳に留まることなく
終わってしまうこともある曲。


それを
ちゃんと聴いて
受け取ってくださる方がいること。

人に伝わる演奏ができること。

本当に素敵なことと思います。





お母様からもメッセージをいただきました。

↓↓↓

今まで練習してきたこと、
学んできたことを出せた
演奏だったのではないかと思います。

これまで、
静かに歌うタイプの曲は
あまり弾いてこなかった…というか、
弾いてもどこかたどたどしかったり、
歌うということが
いまいち
理解しきれていない感じがありましたが、
こうして数ヶ月の期間をかけて
しっかり曲に向き合ったことで、
新しい境地に踏み込めたように感じました。

 1年前の様子を思い出すにつけ、
まさかこういう曲を選んで、
しかも審査員の方々から
「歌心がある」
「良い音色」
と評価していただけるまでに
仕上げられるとは、
本当に驚きです。 

 本人も、
同じ教室だからという
先入観や贔屓目なしに、
自分の演奏を褒めてくださったことが
とても嬉しかったと言っています。 
誰かの心に響く演奏というのが、
今までは
ピンときていなかったかもしれませんが、
この言葉のおかげで
その喜びを知ることができたようです。




入賞の連絡をすると、
お母様から
狂喜乱舞しています
とのメッセージが返ってきました。


よほど嬉しかったのでしょうね。



先日
お母様と本人と
今回の振り返りと
今後について
面談したところ、


自分でも、
「ジャンジャンだったもんね」と
過去の自分のピアノを
振り返っていました。







過去と言っても
まだ1年経っていません。




人は変わる




その姿をまざまざと
見せつけられました。

さらなる成長を
楽しみにいたします♪

  





まったくの余談ですが、
我が家の夫は
音楽ど素人。


その夫は
何かしら印象に残った演奏曲を
口ずさみます。


この生徒さまの「アンダンテ」は
夕焼け空の下
ワンコとお散歩していたら
急にメロディーが浮かんできたそうです。
   


「アンダンテ」
ゆっくり歩くような速さで
とよく訳されますね。

お散歩と夕焼けのシチュエーションに
ぴったりだったのでしょうか。


それ以来
よく歌っています。


 
過去にも
夫の鼻歌に採用されている曲は
なかなか良い仕上がりの演奏たちでした。


最近の我が家には
夫が歌うアンダンテが
よく流れています♪





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