視て描くか?感じて描くか? | 画家l渡辺美香子の世界(色鉛筆&more)

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心穏やかな風景を描き続けて40年近く、
もっとワクワクすることもやってみたいな、
と色鉛筆画の可能性の探求から始まった新たな挑戦。
さらに画材の制限から自由になった先にあるものは・・・?
渡辺美香子の教室や個展のお知らせ&日常の気づきなどを
お届けします。

こんばんは。
色鉛筆画の渡辺美香子です。

 

昨日、メガネを新調しました。

たぶん3~4年ぶり。

夕方になると文字やら細かいところがにじんで見えず

ものすごく疲れるようになったからです。

 

でも、測ってみると視力はそんなに変わってませんでした。

緩めに合わせてもらってたのをちょうどにし、

目の癖を補正するレンズを加え、

色の変わらないブルーカットレンズに・・・

ということで、近場がずいぶん楽に見えるようになりました。

 

で、選んだフレームはフランス製、だそうですが

少々(かなり?)ふざけてます(笑)

 


お店(BAUM) のご夫婦、たってのおすすめ。

 

 

 

掛けてみると意外にぴったりハマって、

なんといっても赤の色が素敵で恋の矢

 

これ掛けた後に他のを掛けるとなんだかちょっとつまらなく・・・

というわけで

ちょっと勇気を出してみることにしました(#^^#)

 

これで周りの人にも和んでもらえたらいいなぁ~ラブラブ
ついでに世の中楽しく見えるようになったらいいなぁ~ラブラブ

 

 

さて、お店で絵の話になり・・・

色鉛筆画もやはりプレバトが話題です。

 

才能ありか、なしか・・・

 

誰が見ても、写真みたいにそっくり!すご~い!!めっちゃ上手!!!

と判断できる基準で評価されたら

 

私はきっと才能なし・・・

 

ちなみに、一応私にも先生のオファーがあったんですよね、プレバトからニコニコ

でも、きっと求められているものは私とは違うだろうし、

適任者は周りにいっぱいいらっしゃるし、で丁重にお断りしましたが、

たぶん手あたり次第出してたのでは、と推測(;^ω^)

 

絵っていろんな描き方があるし表現方法もさまざま。

 

でも、世間一般には

まず最初は一様に、視たものをみたままよーく観察して描くところから始まる・・・

そしてそこでつまづくと、ずっとそこで停滞し、そこから先へは行けないことになっている・・・ような汗

まぁ、基礎は大事、なんだとは思うけど。

 

うちの教室にも、過去そこでつまづき挫折した人が少なからずいらっしゃるんですが

でも、その人達も

感じたままにどんどん自分の世界を作っていくのは楽しくて

自分がイメージするものを描くためにはどうしたらいいか、を描き進めながら考えて・・・

結果、とっても味のあるいい作品に音譜

 

対して、

視たものを視たまま描くことならできる、という人も当然いて、

お手本があればそっくりかそれ以上に描くことはできるんだけど、

一転、想像して描くのは難しかったりする・・・

 

脳にも特性があって、

視覚が優位だと、映像で情報を高速処理、映像で記憶

聴覚が優位だと、秩序正しく言語で考え正確に言葉で記憶を蓄積、

感覚が優位だと、感情や感覚でアバウトに物事を捉える・・・

 

それぞれがバランスよく備わっている人もいるだろうけれど

優劣ある人の方が圧倒的に多くて

その優位さ加減によっては、

同じ日本語でしゃべっても、話が全く通じなかったりする・・・という事実も。

 

私は圧倒的に感覚優位のようで

言語化は苦手だし、視ることも得意ではない・・・

 

メガネを新調しても、脳が視ようと思わなければ、ただ目の表面に映ってるだけ・・・

よほど意識を向けてないと悲しいかな、感じているだけで視てはいないのです。

 

ついでに、目標達成型ではなくて展開型

目標を定めてまっしぐら、ではなく、目の前のことを積み重ねて進んでいくタイプ

 

頭に浮かぶ明確な図柄を紙の上に再現して可視化させる、というわけではなくて

表現したい世界観を、ひとつずつ部品を積み重ねていきながら、構築し仕上げていく描き方。

 

まさに視覚ではなく、感覚で描いているんですよね・・・

 

現実にはあり得ないよね、という色使いも

本当はひとつずつ違うはず、というカタチも

私にとっては、その世界観、空気感を構成する要素

 

白い世界 色鉛筆画 ©Mikako Watanabe

 

人はそれぞれ得手不得手があっていいと思うし

不得手を克服するに越したことはないけど

そこで力尽きてしまうのならば

得手をどんどん伸ばして、その人ならではの絵を描けばいい、

それで成立するのであれば、

嫌いなことを無理にしなくてもいいんじゃないか・・・

(もちろん、したい人はすればいいわけで)

 

デッサンが完璧にできるようになったら、次にやるのはそこから離れて

独自の世界観で作品を作ること。

 

ならば最初から自分の世界観で作品を創る人がいてもいいんじゃないか、と思うのです。

 

評価されるために描くのではなく

自分が楽しむために描く オトナ世代にとってはなおさら。

 

そしてその作品を頭ではなく、心とお腹で楽しんでくれる誰かがいれば、

なお嬉しいラブラブ

 

私の絵の世界観が好きな方に

私の絵の描き方を伝授している超ニッチな教室、の生徒作品展

 

技法は同じでもその使い方はさまざま・・・

 

「色鉛筆画の彩展Ⅱ」

先行展示まであと12日、本展まであと26日ビックリマーク

 

完璧な絵、ではないけれど、愉しんで描いた絵がたくさんあります音譜

 

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心がほっこり、お腹の底に元気が芽吹く!

 

MIKAKOメソッド渡辺美香子の色鉛筆画教室

「色鉛筆画の彩展II」

渡辺美香子と門下生82人の世界

 

色を重ねて創り上げた236の物語

 

あべのハルカス近鉄本店 タワー館

 

メイン会場 11階アートギャラリー

2020年8月12日(水)~18日(火)

10:00~20:00 (最終日16:00まで)

 

先行&併設展示 5階ウォールギャラリー

2020年7月29日(水)~8月17日(月)

10:00~20:00

 

ワークショップ 7階街ステーション

2020年8月13日(木)

12:00~ 15:00~ 各回8人(要予約) 2500円

 

 

あべのハルカス近鉄本店

https://abenoharukas.d-kintetsu.co.jp/

 

〒545-8545

大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43

電話(06) 6624-1111(代表)

 

最寄り駅 (それぞれ下車すぐ)

■大阪メトロ御堂筋線・谷町線 「天王寺」駅

■JR 「天王寺」駅

■近鉄南大阪線 「大阪阿部野橋」駅

■阪堺電軌上町線 「天王寺駅前」駅