「しあわせ届けて」に想いを託して | 画家l渡辺美香子の世界(色鉛筆&more)

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心穏やかな風景を描き続けて40年近く、
もっとワクワクすることもやってみたいな、
と色鉛筆画の可能性の探求から始まった新たな挑戦。
さらに画材の制限から自由になった先にあるものは・・・?
渡辺美香子の教室や個展のお知らせ&日常の気づきなどを
お届けします。

こんにちは。

色鉛筆画の渡辺美香子です。


気が付けば、3月もあっという間に終盤。

我が家も変化の時期で

「あっという間」の間にもいろいろなことがてんこ盛りの1ヶ月です。


さて、ここ数年、

毎年春と秋に開催してくださっている

和歌山近鉄アートスペースさんでの版画展


今春は、4月3日(水)~16日(火)の開催です。


それを前に


前回の新作版画「しあわせ届けて」を

おひとりで4枚もご注文くださったMさんから

うれしいお便りが届きました。



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「しあわせ届けて」  ©️Mikako Watanabe 

この絵は、渡す人によって意味が変わる”不思議な絵画”です。


せんだって60歳になった私は

「今までいろんなところに遊びに行ったり、高い欲しい物を手にしたりして

幸せだと思えるであろう機会はたくさんあった…

だけど、

心底ホッとする幸せな時はいつだろう?」と考えました。


そして

「素のままの自分でお茶している時」

だということに気づきました。


それに気づくことができて嬉しく思っていた矢先、

偶然にも先生のこの作品に出会いました。


そして見た瞬間に、これだ!、と即購入。


私にとっての「一番幸せな時間の象徴」として

自宅に飾りました。


それを眺めていて、ふと

よく2人でお茶する15才からの友達が

「このお茶をしている時間が一番幸せ」

とつぶやいていたのを思い出し、

プレゼントすることに♪


「この今、お茶する時間のしあわせの記念に」と渡したら、

泪ぐんでいました。


また遠くにいる18才からの友達には、

「またいつか、ゆっくりお茶を飲める時間が、できますように」

との願いを込めてプレゼント。


それぞれ渡す時には


「お迎えの時の方が近くなった歳だから、これから、一波乱も二波乱もある!

だから、これから歳を重ね

たとえ会えなくなってもこの絵画の時の幸せを忘れないように、しよう‼️」

と伝えました。


そして、もう一つは習い事の先生へ


先生が開催する発表会では皆さん極楽浄土級の幸せな時を満喫。

門下生がぴーちくパーチク集う樹木はまさに先生そのもの

私から先生への感謝の気持ちを

「しあわせ届けて」に託して

手渡そうと思っています。


こんなに色々に解釈出来る絵画‼️

一人つぶやき、感動しまくりです。


それを先生にお伝えしたくて…


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ひとつの作品に

それぞれ違ったメッセージを託して

プレゼントしてくださる

というのは、たぶん初めてのこと。


「花は観手に咲く」

と言われるように

絵の解釈も

描き手ではなく観る人次第、

とはいつも思っているのですが、


「しあわせ届けて」は、

「もうひとり=贈る相手」が加わることで

さらに解釈が広がることを

今回お客様から教えていただきました。


今度の和歌山近鉄アートスペースでの版画展では

この「しあわせ届けて」の姉妹版「しあわせ奏でて」を初お披露目。


毎回この会場では

新旧取り混ぜて、相当数の版画が勢ぞろいします。


あなたの想いを表わした作品

あなたの希望や願望を描いた作品

贈る先様への気持ちを託せる作品…


あなたの思いを代弁する

「これだ!」と思う作品に

出会えていただけたら嬉しいです。


私は、4月14日(日)13:00~

会場でお待ちしています(^^)/


和歌山まではちょっと遠すぎ💦

という方には

下記のネットショップでも全作取り扱っています。


Mikako’s World 

https://wgarts.stores.jp/