活版印刷、初体験 | 画家l渡辺美香子の世界(色鉛筆&more)

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心穏やかな風景を描き続けて40年近く、
もっとワクワクすることもやってみたいな、
と色鉛筆画の可能性の探求から始まった新たな挑戦。
さらに画材の制限から自由になった先にあるものは・・・?
渡辺美香子の教室や個展のお知らせ&日常の気づきなどを
お届けします。

こんばんは。


色鉛筆画の渡辺美香子です。



お昼の「色白腹黒」ランチ会の後、


梅田のブリーゼブリーゼで開催中の


活版エキスポに行ってきました。



色鉛筆画家☆渡辺美香子の色鉛筆な日々-110211_1736~0001.jpg



一時期、すっかり影を潜めてもう消滅してしまうか、と思われた活版印刷。


数年前から、その温かいぬくもりのある印刷に

老舗印刷会社の若き二代目たちが再び光をあて

今、その復刻と保存に努めてらっしゃるのだそう。


そんな活版印刷、私も体験してみました。


まずは、字を拾うところから。

いろは、順にならんだ棚の中から、使う文字を箱に入れていきます。


これだけの文字を拾うのに、結構時間がかかりました。

ひらがなだけでこれなのに

ここに漢字が入ってくると思うと

字を探すだけでどれだけ時間がかかることやら・・・あせる



色鉛筆画家☆渡辺美香子の色鉛筆な日々-110211_1724~0001.jpg


つぎにそれを印刷の原版になる枠にセット


色鉛筆画家☆渡辺美香子の色鉛筆な日々-110211_1730~0001.jpg


使う文字以外のところは、いろんな大きさの木や金属で埋め尽くし

最後に動かないようにきっちりねじで固定


色鉛筆画家☆渡辺美香子の色鉛筆な日々-110211_1729~0001.jpg


それを今度は刷り機にセット、


色鉛筆画家☆渡辺美香子の色鉛筆な日々-110211_1730~0002.jpg

(写真には写ってないけど)左手に付いているレバーを手前に倒すと

インクのついたローラーが自動的にセットした版にインクをつけ

蓋が閉まると同時にプレスされ、

セットした紙に押し付けられて印刷されるしくみ。


そして出来上がったのが、これ。


色鉛筆画家☆渡辺美香子の色鉛筆な日々-110211_1734~0001.jpg

「いろえんぴつが わたなべ みかこ」 が刷れました。

12文字制限のところ、枠を少しはずしていただいて14文字に。

でもどうせならもう一文字加えて、「いろえんぴつがか」にすればよかったかな~


用紙は、会場でポストカードとして販売されていたもので

この飾り罫も活版印刷。


データで入稿すれば、オリジナルの版を作ってもらえるのだとか。


空押しして、エンボスのようにすることも可能とのこと。



最近は、名刺を活版で作る人が多くなっているらしい。


(そういえば、私がフリーのコピーライターになった時、

町のはんこ屋さんで作ってもらった名刺は

活版印刷でした。

活版印刷がまだ現役の頃・・・なーんて、時代を感じるなぁ・・・)



活版エキスポは、2/11(金)~27(日)

大阪市北区梅田のブリーゼブリーゼ2階パブリックスペースで開催中。


上記のような体験ができるのは

2/11(金) 12(土) 13(日) 19(土) 20(日)


あと3日間だそうですよ~。



なんか作品づくりに使えないかなぁ・・・・