こんばんは。
色鉛筆画の渡辺美香子です。
お昼の「色白腹黒」ランチ会の後、
梅田のブリーゼブリーゼで開催中の
活版エキスポに行ってきました。
一時期、すっかり影を潜めてもう消滅してしまうか、と思われた活版印刷。
数年前から、その温かいぬくもりのある印刷に
老舗印刷会社の若き二代目たちが再び光をあて
今、その復刻と保存に努めてらっしゃるのだそう。
そんな活版印刷、私も体験してみました。
まずは、字を拾うところから。
いろは、順にならんだ棚の中から、使う文字を箱に入れていきます。
これだけの文字を拾うのに、結構時間がかかりました。
ひらがなだけでこれなのに
ここに漢字が入ってくると思うと
字を探すだけでどれだけ時間がかかることやら・・・
つぎにそれを印刷の原版になる枠にセット
使う文字以外のところは、いろんな大きさの木や金属で埋め尽くし
最後に動かないようにきっちりねじで固定
それを今度は刷り機にセット、
(写真には写ってないけど)左手に付いているレバーを手前に倒すと
インクのついたローラーが自動的にセットした版にインクをつけ
蓋が閉まると同時にプレスされ、
セットした紙に押し付けられて印刷されるしくみ。
そして出来上がったのが、これ。
「いろえんぴつが わたなべ みかこ」 が刷れました。
12文字制限のところ、枠を少しはずしていただいて14文字に。
でもどうせならもう一文字加えて、「いろえんぴつがか」にすればよかったかな~
用紙は、会場でポストカードとして販売されていたもので
この飾り罫も活版印刷。
データで入稿すれば、オリジナルの版を作ってもらえるのだとか。
空押しして、エンボスのようにすることも可能とのこと。
最近は、名刺を活版で作る人が多くなっているらしい。
(そういえば、私がフリーのコピーライターになった時、
町のはんこ屋さんで作ってもらった名刺は
活版印刷でした。
活版印刷がまだ現役の頃・・・なーんて、時代を感じるなぁ・・・)
活版エキスポは、2/11(金)~27(日)
大阪市北区梅田のブリーゼブリーゼ2階パブリックスペースで開催中。
上記のような体験ができるのは
2/11(金) 12(土) 13(日) 19(土) 20(日)
あと3日間だそうですよ~。
なんか作品づくりに使えないかなぁ・・・・