銀座での出会い | 画家l渡辺美香子の世界(色鉛筆&more)

画家l渡辺美香子の世界(色鉛筆&more)

心穏やかな風景を描き続けて40年近く、
もっとワクワクすることもやってみたいな、
と色鉛筆画の可能性の探求から始まった新たな挑戦。
さらに画材の制限から自由になった先にあるものは・・・?
渡辺美香子の教室や個展のお知らせ&日常の気づきなどを
お届けします。

こんにちは。


色鉛筆画の渡辺美香子です。





先日の上京、最終日は短時間でしたが銀座で画廊を数件訪ねました。


どこも偶然通りすがりに何気なく入った画廊だったのですが


どれもが大当たりラブラブ


すてきな作品に出会えたのでご紹介したいと思います。



まず最初は


銀座5丁目のくるみ画廊で開催されていた 長谷川潔展



色鉛筆画家☆渡辺美香子の色鉛筆な日々-くるみ画廊


小さな空間でしたが

いわずと知れた銅版画家・画長谷川潔 さんの作品が一堂に。

身近で見る線の美しさに惚れ惚れ見入ってしまいました。


オーナーさんとも少しお話させていただいたのだけど

銀座に着いて最初に入ったお店でまだ緊張感解けず

ちょっとどぎまぎしてしまって・・・

もっといろいろお話お聞きすればよかった、と出てきた後に反省。


29日(土)までの開催です。



それからその並び

6丁目の空也ビル2階の瞬生画廊 さんで見た

小山厚樹さんの作品。


名前もタイトルも示されていない

小さな小さな作品2点に心奪われて

ギャラリーの人に作者をお聞きしました。


大阪でも個展されているとのことなので

ぜひ他の作品も見たいと思いました。

でも個展の際のDMの作風より、

ここに飾ってあった作風の方が私は好き。


こういう出会いもギャラリーに足を運んだからこそだな、と思いました。


そして、その上3階の

番町画廊 さんで見せていただいた

福井良之助さんの孔版画。作品はこちら


昔の謄写版で作った作品で

淡く渋い色合いの版を何版も重ねた作品は

なんともいえないマチエールを作っていて

これまたすばらしい作品でした。


番町画廊さんが編纂されたという作品集には

なんともいえない空気感漂う作品がいっぱい。


謄写版の紙は薄くて弱く、

エディション5と書いていても実際にそれだけ刷っているものは少ないのだそう。

また細い細い線は、

彫金の腕を活かしてご自身で作られていた道具ならでは出し得たものだとか。


この版画もあまり売れてなかった頃の一時期にしかつくってらっしゃらなくて

その後は油絵で人気に。


孔版画といえば、シルクスクリーンも同じ。

もし今ならもっと簡単に作れるのかもしれないけど

謄写版の用紙のはかなさがあってこその

作品なんだろうな、と思いました。



このあと、主人も所属するJAGDAの展覧会をgggギャラリーを見ている時に

高校の同級生から連絡あって

ギャラリー巡りはそこで終了。


数少ない訪問でしたが

とても中身の濃い出会いで大満足の数時間でした音譜




また東京に行きたいな~ラブラブ