かつて私がシルクスクリーン版画を自分で刷っていた頃
なくてはならない相棒だったドライラック。
毎月エディション(限定枚数)200~300の新作が、瞬く間に完売するという
今では幻のような版画全盛時代、
毎日毎日狭い自宅で、せっせと版画を刷っては、
ここに版画を並べて
乾かしていたのでした。
シルクスクリーンの溶剤で肺を遣られ、
ドクターストップがかかって早10数年。
いつかまた版画を刷る時のために…
いつかこの大きなものがゆったり使える部屋を持った時のために…、と
大事に保管していたのですが、
とうとうお別れの時がやってきました…
と言っても、役目を終えるわけではなく、
新しくできる工房での再就職。
私の部屋の片隅でいつかを待つより
彼にとってはずっと有意義な時間が過ごせるはず!
カバーの隙間からのホコリは多少かかっているけど、
まだまだ新品同様の輝き☆
バネだってしっかりしています。
ホコリはしっかり拭きました。
どうか新しい職場の皆さんにかわいがってもらえますように…
さて、引っ張りだしたはいいものの、
手前の物を全部除けての作業だったため
部屋の中は悲惨な状態!
本来ならこの期に一気に「断捨離」進めたいところなんですが、
制作のスケジュールがハンパなくタイトで…!
とりあえず元に戻すのが精一杯かなぁ~
これから気合い入れて、片付けにかかります。