友達が寄せてくれたお話を記載させてもらいます。

****************************************

私が1歳から12歳まで飼っていたコロの話をしたいと思います。
私1歳、兄2歳の時に、近所の畑の溝で子犬が泣いていました。
母は2人の幼児の世話で手一杯だったので飼うのはためらったそうですが、父と私たち兄妹の強い希望で、コロと名付け飼うことになりました。

コロはクリーム色の長毛雑種で本当に愛くるしい姿でした。
うちには無駄に広い庭があったので、鎖無しで放し飼いです。
庭からリビングの私たちをいつも見ていたコロ、たまに吐き出し窓を開けてなでたり、一緒に遊んだりしていましたが、室内飼いで四六時中一緒にいられる今の犬たちと比べると、寂しい思いをしていたんじゃないだろうかと、心残りです。

コロは子犬の時溝に捨てられていたのがトラウマになったのか、どんな小さい溝でも怖がって飛び越えることができませんでした。
橋など渡ろうものなら地面にはいつくばって震え、その度に父が20kg以上あるコロを抱っこしたものでした。

ちょっと小話ですが、溝が怖いコロなのに、ある日散歩中猫を追いかけるのに夢中になって猫が幅1m程の溝をピョーンと飛び越えたのに続いて自分も飛び越えようとして溝にはまったことがありました。
コロは死に物狂いで焦っていましたが、私たちは申し訳ないことに大笑いしながらずぶ濡れのコロを引き上げました。

そんなちょっと間の抜けたコロと私は一緒に育ちましたが、コロが11歳になった暮れのある真夜中、突然激しい嘔吐をし、母に見守れながら病院に連れて行く間もなく亡くなりました。
おそらく散歩中に悪い草でも食べたのでしょう。
翌朝、私はコロが亡くなったことを知り、毛布にくるまれたコロにさよならをしようとしましたが、あまりに悲しくて毛布をとってコロを見ることができませんでした。
ちゃんと最後にコロを見なかったこと、今も後悔しています。

その後私たちはコロを動物霊園に連れて行き、火葬しました。
中学受験を控えた私は、その日も塾に行きましたが、授業中もずっと涙が止まらなかったことを覚えています。

2年後、私の友人からペットショップで売れ残った犬がいると聞き、タダな上にたくさんのおまけの犬用品とともに既に大きなトイプードルのトロンを迎えました。

そのまた2年後、トロンだけでは寂しいだろうとお嫁さんにと同じくトイプードルのマロンを迎え、家族同様に過ごし、今はトロン13歳、マロン11歳です。
2匹とも少しずつ老化が見られますがまだまだ元気、もっともっと幸せに過ごしてもらおうと思っています。


今もこうしてコロのことを書いていると涙が出ます。
トロンを飼う時もマロンを飼う時もミミタンを飼う時もコロを失った時の悲しみを思い出してちょっと躊躇しましたが別れを恐れて出会いを避けることは間違っていると思い今に至ります。
人間だっていつかは死ぬんですからね(^^)
夫が先に死ぬかもしれないから結婚しない、なんてことはしないのと同じですよね。(そうかな?)

****************************************

ペットとは、人間よりも早くお別れしなくてはならない瞬間が必ず来ます。
うちの旦那もペットを飼うのを反対していたのは、主にこれが理由のようでした。

でも、たとえ人間と比べたら短い寿命でも、その間、その子を精一杯幸せにしてあげればいいんじゃないかと、私もこれを書いてくれた友人と同じ意見です。

野良犬は、野良にさえなれないで殺され、野良猫の寿命は5年ほどと言われてますが、その間、飢えや病気、怪我や虐待などに苦しんでいます。
ウサギやハムスターの小動物も、杜撰なペットショップで悲惨な目にあったりしてます。

どうぞあなたも、別れを恐れないで下さい。
だって一緒に暮らしている間に、その子たちからもらえるたくさんのものは、何にもかえがたい宝物にきっとなりますから。
あなたの手で幸せにしてあげてください。