私はブラウザー向け画像ツール ImgKick の運営に携わっています。この記事では、参照画像を使って編集するときの指示の組み立て方を紹介します。第三者によるレビューではなく、運営者による解説です。

変更する部分と維持する部分を分ける

「この写真を良くして」という指示だけでは、何を変えてよいのかが曖昧です。最初に、変更したい箇所と維持したい箇所を分けて考えると、結果を確認しやすくなります。

たとえば商品写真なら、背景を変えたい一方で、商品の形やラベルの位置は残したい場合があります。「背景を柔らかい光のベージュのスタジオに変更。ボトルの形、ラベルの位置、キャップの色を維持。足元には自然な影を残す」というように書けます。これは説明用の指示例であり、この文章そのものの実測結果を示しているわけではありません。

一度に一つの変更を試す

一度に多くの変更を依頼すると、意図しない変化の原因を追いにくくなります。まず背景だけ、次に必要なら照明、というように、主な変更を一つに絞って比べてみてください。人物や商品が必ず完全に維持されるという意味ではありません。

元画像と比べて確認する

出力後は小さなプレビューだけで判断せず、元画像と見比べます。文字、顔、輪郭、商品の細部を確認してください。見た目が魅力的でも、ラベルの文字や形が変わっていれば、用途によっては使えません。必要に応じて元の参照画像に戻り、指示を簡単にして試します。

参照画像には、自分で撮影した写真など、アップロードする権限のある画像を使用してください。試した指示と設定を記録しておくと、後から結果を比較しやすくなります。

実際の指示と設定を残す

私たちの ImgKick のプロンプト集では、現在87例についてサイト経由で生成した画像、実際の指示、設定、出典を掲載しています。英語のページですが、指示の構造を考える材料になります。サイトのゲスト試用は生成と編集で共通の1回で、それ以降の利用はクレジット制です。無制限の無料サービスではありません。

大切なのは、良い画像を一枚選ぶだけでなく、何を変え、何を残せたかを確認することです。その確認までを編集作業の一部にすると、次の指示も具体的になります。