夜、そっと外に出てみる。
ヒンヤリした空気の中、そこには淡い光を放つ街路灯があった。
ふとその光に目を奪われて見つめ続けたら、どれだけの時間が経ったのだろうか。
幻想の世界への拡がりを感じさせつつ、やはり最後にはもといた世界に戻ってくる。
いつもと同じ。だけど、ちょっとずつ違うところもある。
それがわたしにとっての……