『デザインカット2015 vol.1』の入稿が完了する。
入稿とは、発行する雑誌のデータを印刷所に渡す作業だ。
それが完了したということは、
もう、本の完成が限りなく近いことを表している。

_____
今回の『デザインカット』では
3つの大きな目玉企画がある。
その中の一つ「全国7都市の売れた&売れる髪型」特集。
私は札幌、広島、名古屋へと撮影に参加した。
飛行機や新幹線など長距離の移動が多く、
移動時間は、原稿作成にあてられることが多かった。
車窓からの景色に、原稿を書く手が止まり、
流れる景色をぼんやりと眺めていることも多かった。
朝と夜でも景色はまったく違う。
地域が変われば、景色もまったく違う。
変わらないのは、原稿に追われている自分だけだった。

札幌では2回の撮影が行われた。
長袖シャツがちょうどいい気候の札幌を後にした1カ月後、
レザージャケットにマフラーで空港に降り立った。
樹木はすっかり色づき、もう冬の足音が聞こえていた。
街を行き交う人々も、どこか装いが違った。
やはり変わらないのは、原稿に追われている自分だけだった。
________
綿密な打ち合せを行った「人気美容師10人の超ワザ」企画。
美容師さんから話をうかがう度に、
どんどん企画がブラッシュアップされていくのを感じた。

初回の打ち合せではひとつのテーマを中心に
どう展開するかのアドバイスをいただいた。
打ち合せを重ねるにつれて、具体的な見せ方
イメージが伝わる写真の撮り方へと細部を詰め、
撮影後は取材しきれなかった部分の補足取材まで。
担当した美容師さんの考えが詰まった企画に変わった。
変わらないのは、原稿に追われている自分だけだった。
________
いままでの『デザインカット』では
サロンスタイルのイメージが強かったように思う。
今回は「コンテストチャンピオンの必勝技」と称し、
各メーカー、団体の全国で頂点に輝いた美容師さんに取材を行った。
サロンワークでは見られなかった、
独創性あるクリエイティブな作品が多く見られた。

サロンスタイルとコンテストスタイルの違いは大きい。
いままでの「デザインカット」のイメージとは
異なる誌面構成になったと思う。
変わらないのは、原稿に追われている自分だけだった。
________
全国からの流行の発信。
濃い取材に裏付けされた、企画。
サロンではない、コンテストスタイル。
手前味噌になるかもしれないが、
今回の「デザインカット」は、間違いなく変わった。

そろそろ自分も変わらなければならない。
原稿に追われているだけでは、いけない。
今回の「デザインカット」の編集を通じて
変わらなければと、強く感じた。
『デザインカット』をとおして
たくさんの刺激をくださった、
全国の美容師さん、都内の美容師さん。
カメラマンさん、デザイナーさん、イラストレーターさん。
関わっていただいた『デザインカット』の
全てのスタッフに、心より感謝。
変わるのは、自分自身。
変わらねば。
編集Sლ(╹◡╹ლ)
=================================================
Facebook(https://www.facebook.com/imedia.net)
twitter(@imedia_net)でも情報発信しています。
いいね、フォローをお待ちしております♪
=================================================