男性が不妊治療をやめようという理由あるある
○君が苦しむのをこれ以上みたくない
○お金がもったいない
大抵本音は下の方な気がするけど。
不妊で落ち込む瞬間あるある
○友人の妊娠、出産報告
○町で見かける妊婦がねたましい
○生理が来たとき
で、最近不妊治療をしていた友人(私は友人とは思ってない)が、急に泣き出した。
生理が来たんだって。
それは分かる。
で、よくよく話を聞いたら
「この卵子が子供だったかもしれないのに」というタラレバだった。
世に言う化学流産とかでもない。
タイミング治療の。
まあ、妊活意識してなかったら多分、あ、生理がきたな、ぐらいの。
泣かれても、慰めるときに(これどうやってなぐさめたらいいんだろ)って真剣に考えるけど思いつかないからうんうんって聞いて彼女が泣くのを見つめるしかなかった。
私なら「また卵子無駄になったなぁ」と思うけど、その卵子がまだ見ぬ子供だったかもとは思わない。卵子は卵子で、生物学的にも生物ではないと思っちゃうから。それ、パートナーの精子にも思うのかな。この精子が子供だったかもしれないのにって泣くのかな。って。
私は年に4回くらいしかまともに卵子が育たないうえ、生理も不順なのでなんの薬ものまずに生理がきたら本当に小躍りしちゃうしな(笑)
本当に、不妊治療って、近いようで遠い。
共感してくれると思って話しても共感できる場面が少ない。
さらに言えば、どんなに共感されても(ちょっと違うんだよな)とか思ったりしちゃって。
彼女、どんな気持ちだったかな。
私の気持ちなんてわからないってすねてないといいけどな。
共感できなくても、話せる場所があるのは貴重だよね。
私は最近、子供のいないパート姫に「子供なんてすぐできるじゃないですか、結婚したばっかだしいらないっす」と言われ
欲しいと思ったときには手遅れってこともね、
と心のなかで思ったけど。
どんなに嫌いなパート姫でも、不妊治療はうけないにこしたことはない、と思ってしまう。
この孤独な戦いが、子供が生まれても続くなんて思わなかったな。
一人いれば満足すると思ってた。
でも今は「一人いるから二人目いけるでしょ」という周りのプレッシャーの方がキツイ。
でも、泣いてる彼女には言えなかった。
がんばれとも、わかるよとも言えずに。