のれん分けは今でいうとロゴマークを分けること? | 『イブログ』 全国の老舗に新しい可能性を。

『イブログ』 全国の老舗に新しい可能性を。

世間から老舗と呼ばれている会社/お店/その経営者/伝統文化を扱っている職人に。

のれん分けという形を取っていたお店が昔はありましたが、今はあまり聞くことはありません。

 

今でいえば、分社や子会社化としてそのブランドを受け継ぐことはありますが、そこはグループ企業として経営財務も最後は一緒になる傾向が高いのではないでしょうか。

 

のれんを分け与えるというのは同じ名前で独立を許すことです。同じことをして良いという証です。需要がたくさんあれば行き届かないお客様にのれん分けしたお店が同じものを提供することができます。そしてそこで気に入ってもらえたら幅広いファンを作ることができますが、今では需要を食いつぶしてしまうのでしょうか、まったく同じこと同じやり方、同じ名前で独立をするなんて考えられない時代になっています。

 

しかし、ある老舗の職人さんと先日お話をしていた時に、弟子を入れても一生養っていくのはやっぱり大変だと思う。だけど、最後は独立して同じことをやってもらっても構わないと言っていたのを覚えています。そのときに同じ名称にさせるかどうかは僕にはわかりませんが、技術を継承するという視点で物事を捉えていました。

 

自分が食べていくことだけを考えて商売をすると広がりが持てなくむしろスモール化していくと僕は考えています。また自分だけが出来る事というのも供給に限界がすぐきてしまい、少ない消費者の中での評価にしかなりません。当然口コミも増えていかないわけです。

 

のれん分けというのを考える権利があるのはある意味信用のある老舗だけです。

それについてもいろんな考えがあると思いますので、そういうところからお話を聞いて気持ちに寄り添っていけたらなと思っています。

 

今の時代でいえば、同じ社名とロゴマークを使わせて同じことをさせるってことですから中々難しいですし、差別化の時代でそれを好んでやりたがる人がどこまでいるかというのも当然あります。当時の商売人とは違うのは承知でそれを今風にアレンジするとどうなるのかというのを話してみたいです。