マーケティングしなくても食べてはいける | 『イブログ』 全国の老舗に新しい可能性を。

『イブログ』 全国の老舗に新しい可能性を。

世間から老舗と呼ばれている会社/お店/その経営者/伝統文化を扱っている職人に。

マーケティングを知らなければ経営ができないかと言えば全くそんなことはありません。

変な話、なんとかなるのが経営だと思います。柔軟な考えさえ持てればという前提条件はありますが、無用な意地さえもたなければ続くものは続きます。

 

ただそこから先にステップアップをするというのなら話は変わります。

 

まずは何屋さんか自分のことを決めていかなければお客様は判断ができません。

まずは自分の出来ることと売り物の核(業種・業態)となるものを掛けあわせて、どんな人に買ってもらいたいかイメージできれば何屋かが定義できます。

 

ウチにご相談に来られる方で売り上げが・・・とおっしゃる方は大抵この辺の質問をすると答えられません。逆に売上基盤が出来ていてさらにどうしたらいいかというご相談の場合にはこの手の質問にはすぐに答えてくれます。

 

お客様にハッキリさせてあげないと興味を持ちづらいままになります。

というか、何屋か決まってなければ買うはずありません。

 

なんでも屋はじゃあ何屋かといえば「いいなり屋」という分類になります。

いいなりになってくれる人に命令をしてその対価を払う。十分わかりやすいし、必要な場面も想像できます。しかしこれだけでは競合や専門業者の中で埋もれてしまいます。なので、自分の得意な分野を強調してより完ぺきないいなりを実現させて選ばれるようにしていくんですね。

 

実際に、引越しや大荷物移動や模様替えに特化したサービスを強調する便利屋もありますし、掃除・ゴミ屋敷片づけを大きく宣伝している業者もあります。

 

そうなると、競合は同業同士ではなくその道の専門業者との比較になっていくわけです。そこに便利屋としての付加価値を付けていけば選らばれやすくなると思いませんか。

 

本物のなんでも屋にすると実績と呼べるほど経験もできませんし、いつも行き当たりばったりの対応になってしまいます。でも、なぜか注文がポツポツと入ってきて仕事を選らばない分なんとか経営できてしまうんです。これならマーケティングは必要ありませんよね。

 

起業したてになるとこういうことからスタートしてしまうケースはいくらでもあると思うのです。

潰れないけど儲からない、儲からないけどなぜかギリギリ食べていける状況。これも立派な経営といえばそうですが、さすがに創業塾ではこの手の話はできません。夢も希望もありませんから。

 

意地を捨てれば何でもできるが、希望も捨てることになる。

意地を通そうとするとそれなりに考えてやっていかなければ商売が続けられません。

どちらを取っても本人が幸せなら構わないと思います。

 

でもたとえリスキーでも僕は後者を選びますけどね。人生一回しかないですから、失敗してもそれもまた人生経験の一つに過ぎません。成功できてもそれも経験の一つです。ここが勇気の使いどころなんでしょうね。